北Qえれじー ~ 国分寺 編 ~ by Akira Io

写真家・ロシア語通訳あきらの日記。
南インド古典音楽の聖地チェンナイより帰国し、現在は国分寺に居住!

ラヴィキラン

2007年07月25日 00時37分55秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)
昨晩、佐世保アルカスホールでのラヴィキラン公演を観て、
本日北九州市に戻って来ました。
平日月曜日の公演でしたが、恐らく150人は入っていたんじゃないでしょうか?
西日本新聞の朝刊を記事を見て、来てくれた方が多少でもいてくれたら嬉しいなぁ。


ラヴィキラン達は、最後の公演ということでリラックスしつつも、
気合の入った良い演奏をしてくれました。
途中、大東文化大学の教授でカルナータカ音楽の研究をされている井上貴子さんが、
ラヴィキランによる曲や楽器に関する説明を、日本語に翻訳してくれたのでお客様も、
ステージ上で一体何が行われているのか、演奏者同士はどういうやり取りをしているかなどが分かって、
より演奏が身近に感じられたと思います。


後半に演奏された、ラーガム・ターナム・パッラヴィという形式の大曲では
「Simhendramadhyamam」というラーガが演奏されました。
曲が始まる前、隣に座っていたヨメが「このラーガ何?」と聞くので、きばって乏しい経験の中から類推。
共鳴弦の鳴りから「Charukeshiかな?」、なんて言っているうちに曲がスタート。
で、聴き進めていく内に「いや。あまりエキゾチックさが感じられないので、たぶんKiravaniや!」なんて無責任にも言ってたのですが、
終演後ラヴィキランに確認するとハズレ(涙)。
もっともっと精進します・・・・。
でも、こんな風に演奏されているラーガを当てるのも、楽しみ方の一つなんよね。
南北問わずインドの古典音楽では。


何はともあれ、今回、地元九州でカルナータカ音楽が聴けたのは、この上もない幸せでした。
これを機会にもっともっとこの音楽に興味を持ってくれる人が増えたらいいなぁ。
そのきっかけとして今回の公演は十分に機能はしたはず。
幸い、今回の来日中にレコーディングしたラヴィキランの音源も、
年明けには発売されるのではないかという事なので、公演を観れなかった人は是非ともそのCDをお楽しみに!


主催者や会場の方々、その他すべての関係者の方々、お疲れ様でした。
次は、是非ともボーカルものを、お願いいたしま~す!!!

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