北Qえれじー ~ 国分寺 編 ~ by Akira Io

写真家・ロシア語通訳あきらの日記。
南インド古典音楽の聖地チェンナイより帰国し、現在は国分寺に居住!

山口智子さんプロデュース「Listen.」2014年秋、放送予定!南インドファン必見です!!

2014年09月19日 12時13分25秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)
あきらです!
未来に伝えたい美しい文化を追う映像シリーズ「Listen.」の今年秋の放送、いよいよ明日からスタートです!
全四回に分けて放送され、9/20と9/27放送分の二回がワシがコーディネーターとしてお手伝いさせて頂いた南インド編。残りはグルジアとアイスランド編です。

先日、番組プロデューサーの山口智子さんをゲストに迎えてのイベント「カルナーティック・トーク with 山口智子さん!」BS朝日「Listen」南インド編放映記念イベント」もお陰様で好評を頂きました。
参加者の多くの方は、番組の映像の美しさ、音の良さ、そして山口さんの番組への熱意に驚かれ、放送への期待も高まっていると思います。
ワシとしても南インドの古典音楽「カルナータカ音楽」が日本の電波にのるという滅多にない機会なので、こちらもテンションあがっています!(笑)

Episode 16  「Festival 祝祭 」では、
男性ボーカリストT.M.クリシュナが、南インドで一番有名な作曲家ティヤーガラージャの曲「Swara Raga Sudha」(ラーガ「シャンカラーバラナム」、ターラ「アーディ(8拍子)」)を歌い上げます!タミルの収穫祭ポンガルの情景やカパリーシュワラ寺院の周りを神への賛歌を歌いながら歩く様子もあるので、ワシ主催の「The カルナーティック・トーク」や「マドゥライ!リアルポンガル報告会!!」の参加者には「おお!」となる内容です。


Episode17  「Konnakol  コナッコル」では、
南インドの打楽器習得の際に使われるリズム言葉「コナッコル」のシーンもばっちりあるし、びよーん!というキュートな音がする鉄口琴「モールシン」もパーカッションとして、ムリダンガムという両面太鼓やトカゲ皮のタンバリン「カンジーラ」、素焼きの壷打楽器「ガタム」と肩を並べて登場!
修行者のようないでたちが印象的なムリダンガム奏者カライクディ・マニも自身の生徒たちにコナッコルを通じて教える様子もあります。
今までどうしても北インドに偏りがちだった日本のインド事情からすると画期的とも言えるかも知れない内容です。カタカリの映像も入るしね。

インドファン、音楽ファン、タミルファン、山口さんファンの皆さん、どうかお見逃しなく!!







未来に伝えたい美しい文化を追う映像シリーズ
LISTEN.
2014年秋 新エピソード放送開始(各新エピソードの前に2013年放送作品の再放送が入ります!)

シリーズ5年目を迎えるLISTEN. は、いよいよ文明の源流インドへ。新年を迎え沸き立つ祝祭の情景と、暮らしの中に生きる祈りと音楽の熱狂を追う。
さらに「歌と踊り」の国グルジアへ。男たちが乾杯とスピーチと歌を繰り返す伝統的祝宴は心を揺さぶる。そして今年のエピソードを締めくくるのは、北の孤島アイスランド。かつて海を渡った人々の物語が詩となり詠み継がれ、古代のメロディが今も生きている。火山島の幻想的な力強い自然の中に、魂の歌がこだまする。

エピソード詳細
* Episode 16  Festival 祝祭  
9月20日(土)15:00~15:50 BS朝日にて放送
南インド ・チェンナイは、収穫祭 “ポンガル”で賑わう。女性たちは家々の前に米粉で花を描き、牛を花や絵具で飾って感謝を表す。人々は夜明け前に寺院に集まり、神へ歌を捧げながら練り歩く。篤い信仰心と音楽が南インドでは深く結びついている。
カルナータカ音楽を牽引するボーカリストT.M. Krishna (T.M.クリシュナ)が命の讃歌を歌い上げる。


* Episode17  Konnakol  コナッコル
9月27日(土)15:00~15:50 BS朝日にて放送
心身の極限に挑むかのようなパーカッションの超絶技法は、長い修練の賜。「コナッコル」と呼ばれるリズム復唱法で、耳から耳へ、師から弟子へと伝えられてきた。緻密に計算されたインドのリズムは、数学的な美しさでもある。
顔の筋肉の変化と指先の表現であらゆる感情を表す『カタカリ舞踊』の迫力も見ごたえたっぷり。
インドの伝統楽器カンジーラを奏でるのはV.Selvaganesh (V.セルヴァガネーシュ)。素焼きの壷の太鼓ガタム演奏は、セルヴァガネーシュの父T.H.Vikku Vinayakram(ヴィックゥ・ヴィナーヤクラム)。彼はジョン・マクラフリン(英・ギタリスト)が結成したグループ“シャクティ”でも活躍、グレイトフル・デッドのドラマーミッキー・ハートのアルバムにも参加しグラミー賞を受賞した。父、息子、孫の三代が揃って掛け合うパーカッションは見物だ。
リズムの算術的美しさを体現するムリダンガム演奏は、Karaikudi Mani(カライクディ・マニ)。それまで表舞台に立つ事のなかったパーカッションのソロ演奏の芸術性を世に広めた開拓者でもある。

* Episode18 Unity 結束
10月18日(土)13:00~13:50 BS朝日にて放送予定
最古の文明発祥の地と言われるコーカサス山脈を有するグルジア。男たちのアカペラ合唱文化や、見事なバネで素晴らしい跳躍と回転を披露する伝統舞踊で名高い。8千年前ワインが生まれた地であり、今も人々は盃を掲げ、神からの賜り物としての客人をごちそうや歌で歓待する伝統がある。
多重合唱(ポリフォニー)アンサンブルBasiani (バジアーニ)の故郷の村で、乾杯とスピーチと歌を繰り返す伝統的祝宴が開かれた。男たちは力強く美しい声を合わせて心をひとつにする。
オープニングの見事なダンスはRustavi Ensemble(ルスタヴィ・アンサンブル)。 

*Episode19 Verse 連歌
10月25日(土)13:00~13:50 BS朝日にて放送予定
かつて北ヨーロッパのケルト人が新天地を目指し、無人のアイスランドへと海を渡った。アイスランドは世界最初の民主議会を立ち上げた国であり、今は火山島の地熱を生かしたエネルギー先進国だ。
海を渡りこの地に生きた人々の記録は、壮大な叙事詩や神話となり、韻をふむ詩の詠唱として歌い継がれてきた。
民間伝承されてきた古い歌を採集し今に蘇らせてきたSteindor Andersen(ステインドール・アンデルセン)の吟唱。5人組アンサンブルVoces Thules(ヴォセス・トゥーレス)。さらにスウエーデンの民謡歌手Lena Willemark(レナ・ウィルマルク)を迎え、火山島の幻想的大自然の中で古代の歌を蘇らせる。
Voces Thules&Lena が共に歌い上げる、それぞれの国に伝わる「太陽の歌」の美しさに心が震える。



最新の画像もっと見る

post a comment