AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

楽曲における表現について

2006-10-19 09:37:12 | Weblog
 このブログでは、楽曲においての表現、ということについて何度か書いているけれど、具体的なことはあまり書いていない。なぜかというと、それはメンバーが個々人で考えて工夫してこそ意味があるものであって、「ここをこういう風に」と教えられてするのでは意味がないからだ。まあメンバーがこんなところを読んでいるわけもないんで、書いても構わないところなのだが、一応「もしかして読んでいるかも」的な脳内妄想は維持したいので(^_^;)。

 とは言え、あまり抽象的なことばかり書いていても、何のことを言っているか分からないという人もあろうかと思う。なので、こんな偏屈なブログを読んでくれている方に向けて、私がどういう点について「表現の工夫」ということを言っているのか、1 つだけ例を挙げておきたい。

 ここでは「誕生日の夜」を取り上げる。この曲は恋人が特別な企みで、誕生日を素敵なものにしてくれるというストーリーで、基本的にはもちろん、幸せな笑顔で歌うべきものだ。だが、歌詞を詳細に読み解くならば、その笑顔は 1 曲を通じて同じものではあり得ないことが分かる。

 1 番では、恋人が何か企んでいることに気付きつつも、その「何か」が分かっていなかったところへ、いきなり「♪大きい声で 歌い出した」ことに驚きと、そして「♪恥ずかしいわ みんな見てる」という戸惑いが残っているはずだ。しかし、2 番では「♪店中 みんな 歌い出して」いる状態に、いわば開き直って「♪そうよ 私が主役だわ」という心境になる。こちらは少し誇らしげな、100 %の笑顔になるだろう。

 では、リフレインでの「♪恥ずかしいわ みんな見てる」以降は、どういう表情をすれば良いだろうか?ということは、あえて述べずに、個々の解釈に委ねておきたい。ヒントだけ書いておくと、1 番での同じ歌詞の部分とは違うことは言うまでもないが、2 番での笑顔とも同じではないだろう。恋人との絆を実感したことによる「充足された幸福感」を反映することが鍵になるのではないかと思う。

 ここでは顔の表情についてだけ述べたが、もちろん歌い方やフリを含めたあらゆる点で同様のことが言える。つまるところ、歌詞の内容に合わせて、しっかりと「気持ち」を作り、楽曲そのものを「演じる」ことが重要なのだ。そしてこうしたプロセス、つまり楽曲をどう解釈し、どういう表情や歌い方に反映させていくか、というところに「その人らしさ」というものが滲み出して来ることになる。

 …と「私は」思っている、というのを、いつものお約束通り付け加えておこう。私はただの素人客なので、これが「正しい」などとは思っていないが、ただ私個人としては、そういう風に気持ちを作って演じるように歌ってくれる人を「良いなあ」と感じる、ということで。

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2 コメント

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私見 (mitsu)
2006-10-20 00:37:15
あえて、個人名を挙げさせていただきますが・・・

私は、カギさんと同様に中西さん推しなので、主に中西さんを見ることが多いのですが、特に3rdに入ってからの彼女の表現力には驚かされます。

例えば、カギさんが例に挙げた『誕生日の夜』

での「♪恥ずかしいわ みんな見てる」の部分では、頭を抱えることで『恥ずかしい!!』といった感情が表現できているのではないかと思います。さらに、その後に笑顔を出すことで『恥ずかしさの中にも嬉しさがある』という感情も引き出しているのかな・・・と考えてみたり。

私の中で、最も表現が良く出来ていると思っているのが、『制服が邪魔をする』だと思います。

特に、目付きですね。何か、目の前にいる男性に対して誘惑と言うか、挑発と言うか・・・。

一度だけ、正面からそれを見ましたが、本当に彼女に引きずり込まれたような印象がありました。

それまでは、どちらかと言うと子供っぽさが前に出ていた感があったので、このときはあっさり撃墜されてしまいました(^_^;ゞ

今後にも期待ですね。
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同感ではあるのですが (カギ)
2006-10-23 03:42:01
 mitsu さんのコメントにはおおむね同感で、3rd に入ってからの彼女の表現上の工夫は目を見張るものがあるのですが、ただ、中西さん推しどうしで中西さんをほめ称えても、周囲の人が素直に共感してくれるかどうかは微妙ですね(笑)。私としては、一推しだからというひいき目は抜きで、フラットに見ても良いと思っていますけれど。

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