AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

どういうファン層を獲得したいのか

2005-12-29 23:21:53 | Weblog
公式ブログでは MVP 制とやらについて反感が出始めている (と書いている間にも、さらに批判的書き込みが続いている)。12/28 にはやっていなかったから、たぶん今日 (12/29) から始めたんだろう。MVP 制については先日、御大・秋元康さんがカフェでファンとの雑談に応じてくれていた時に口にしていたので、ああ、あれかな、という感じ。

で、初の MVP は、立ち上がって応援する人が選ばれたらしい。当日実際に見ていない私が書くのもナンだが、早々からソレは、やっぱり大間違いなんじゃないだろうか。というか、少なくともそれは、「今」AKB48 に食いついている層からは、相当に反感を持たれる選択だと思う。まあ秋元先生が選んだわけじゃないだろうし、現場スタッフにしてみれば、つい目立つ人にあげちゃった、ってことなんだろうけれど、そもそもその辺の意思統一ができていないあたりもナンだかなあ、という気がすることは事実。

御大を批判するようで大変畏れ多いのではあるが、MVP 制にしても、そもそも秋葉原に劇場を作ったことにしても、プロジェクトを進める側の人たちが、AKB48 にどういう初期ファン層を獲得したいのかが、ひどくちぐはぐに見える場面がある。もっと有り体に言えば、今のアキバ系プレアイドルヲタというものの実情を、あまりご存知ないのではないか、と思うことが多いのだ。などと偉そうに書けるほど、私も知っているわけじゃないんだが、まあ自分のことは棚に上げて続ける。

今の時点で AKB48 に食いついている人の大半は、一言で言えば「もう今のアキバ系ヲタにはついていけないよ」って層だ (あくまでも私の解釈なので、念のため)。アイドルとファンの間に一線を引いて、ファンの側の思い入れを投影していたい人たちだ。そして現状の AKB48 というのは、楽曲にしてもステージングにしても、ファンとの「交流」をほとんどさせていない点からしても、まさにそうした人向けに作られている (ように見える)。だからみんな「これこそ (長いこと見られなくなっていた) アイドルの王道だ」と狂喜しているのだし、また一方、路上や撮影会で本人にがっついたり、舞台の上の本人をそっちのけにヲタ芸で飛び跳ねたりするような、今の「アキバ系ヲタ」ノリは嫌いなのだ。

プロジェクトの狙いを説明する時、秋葉原がアイドルの「聖地」であるとか、秋葉原の「地熱」という言葉がしばしば見られる。しかし秋葉原の「地熱」というものがあるとしたら、それは路上だの撮影会だので本人にがっつくような、あるいはライブハウスでの自主公演で飛び跳ねるような、そういったエゲツないところにあるのではないか。逆に、今のようなファン層を獲得するのであれば、秋葉原である必然性はほとんどなかったのではないか。むしろ、今のアキバブームが去った後、彼女たちにいつまでも「秋葉原」の名前が冠されることは、必ずともプラスにならないのではないか。

今日は行けないので席の話など

2005-12-29 20:52:56 | Weblog
年末だってのに仕事が片付いていない。誰のせいでもないんだが。なので、ブログそのものを始めていないのに、エントリ用の文章だけ、こうして手元でだらだら書いている始末。なんだかなあ。

で、今日(これを書いている時点では 12/29)は行けていないので、昨日の話を書く。12/28 は、たぶん最初で最後(にするつもりはないんだが、まあ現実的な予測として)の最前列柱の内側に座った。12/28 ならまだ平日だし、仕事納め前ないし当日だろうから、11:00 に行けば整理券もそこそこの番号が取れるだろうと予測。ちょっと出がけにもたついてたら 11:20 着で、チケットは 14 番。かなり微妙かなあ、と思ったが、開場後、辛うじて 1 席だけ空いていた最前列柱の内側を確保できた。

常連な人たちの間では、誰がどの辺に座るか、おおよそお約束ができかかっている気がするんだが、そんなことは私の知ったことではない。濃過ぎる人以外でも、たまには最前列で見たいってことがあるんだよ。そういう意味では、単独行動の人間が正当に最前列に座る機会を確保できる整理券方式と席取り防止は、私としては大歓迎。まあ無職やフリーターが有利になるとか、言い出せばきりがないわけだが。

ステージ上のメンバーたちも、いつも前の方にいる常連の顔ぶれはかなり把握しているんじゃないかという気がしたが、あんまりそういうところだけ見ないようにして欲しいところ。ストレートな反応をしてくれる濃い層は「分かりやすい」けど、そこだけ相手にしていると、アイドルとして「小さく」なるので。

一方、最前列はやっぱり良い。これまで見えていなかったいろんなことが分かる。近いということもあるし、視界のすべてがステージなので、のめり込み度が高いというのもあるかも。また、いかに柱が邪魔だったかということも理解できた。やっぱりあそこで何かが切れる感じなんだよなあ。言っても仕方ないんだが。柱をアクセントにした演出によって、マイナスをプラスに転じて欲しい…などと言うのは簡単だが、実際には無理だろうなあ。私も思いつかない。

ちなみに柱で喜んでいるのは「柱の不便を受け入れてでも、俺はこの場所であの子を見るんだ!」というくらいの強い思い入れがある人だけだろう。それはそれで良いんだけど、ステージ中に柱柱叫ぶのはもう陳腐だと思うなあ。
(以上、2005.12.29 20:12 記)

12/28 に心配になったこと

2005-12-29 20:45:08 | Weblog
12/28(水)は 11:20 に劇場カフェでチケット購入。行かないつもりだったお台場にふらふら行って 13:00 だと思っていたら(公式ブログの古い記事にはそう書いてあった)いつの間にか 13:30 からになっていたらしい 1 階ステージでの 1 回目を見た。お台場のイベント出演を見たのは初めて。用事があったので 2 回目は見ずにお台場を離れ、夜に秋葉原。AKB48 シアターで見るのは 7 回目。濃い人はたった 7 回かよ、と思うだろうし、一般人はもう 7 回も、っていうくらいの数だよな。

12/28 のお台場 1 回目、かやのちゃんが出て来た時点ですでに顔面蒼白なのに驚く。メイクと日差しの加減でそう見えるだけか? とも思ったが、たぶん本当に顔色が悪かったのだと思う。ステージでは一生懸命頑張っていたが表情は硬かった。小さい身体であの寒さは余計にこたえるのではないかと心配。

それ以上に心配になったのはおーいぇだった。ふり間違いやステップの乱れが目につく。普段からボケキャラではあるが、ダンスについてあそこまでひどいことはなかったはずだ。明らかにステージへの集中が途切れがちになっている感。この時点ではしかし「この寒さじゃ思うように身体が動かない子もいるかもなあ」くらいに思っていた。

だが、秋葉原では 1 曲目からおーいぇは全然踊れていなかった。ここで体調が悪いのだろうと推測。一所懸命に笑顔で、元気そうにやろうとしているのは見て取れたが、逆に言えばそれが素人の客に見え見えなくらい調子が悪かったのだろう。風邪か熱かで、朦朧とする瞬間がかなりあったのではないか。それでもユニットに参加している「星の温度」をしっかり努めたのは良く頑張ったと思う。その後の全体 MC と「桜の花びらたち」からもういなかったような気もするんだが、その辺の記憶は不確か。アンコール 1 曲目でいなかったことは確認。

しかし、お台場の 1 階ステージにあの衣装で何度も、それも連日出させるってのは、いくら何でもひど過ぎないか。見ている我々の方でさえ、セーターの上に分厚いダウンジャケットを着ていてなお寒さを感じる場所なのだ。超売れっ子アイドルになればそれくらいの激務は普通…なのかどうかは知らないが、現状 20 人もいる AKB48 では、楽屋に入った後、全員への細かいフォローがしっかりできているとも思えないので、あの状況はひときわ厳しいものであるはず。このところバタバタと入れ替わりで女の子たちが倒れているのも当然という感じだ。

そもそもプロジェクトの性格上、そこまでしてテレビ局イベントに律儀にお付き合いする必要があるものなのか。まあいったん応諾した以上、途中でやめますとは言えないのも当然であろうし、他方、お台場に出るから秋葉原でやりません、というのはプロジェクトの位置づけ上選択し得ないことであろうから、ここはとにかく彼女たちに頑張って乗り切ってもらうしかないのだろうけれど、プロジェクトに関わっている大人の皆さんには猛省して欲しいところ。ただ、今後とも倒れる子が増えるようなら、責任者が間違いを認めて客に詫びる形にして、秋葉原を 2 日に 1 度に減らすくらいの英断も必要ではないか。

そうでなくとも秋葉原 48 プロジェクトでは、もともと彼女たちに「メジャーデビューへ向けての生き残り」という過酷な試練を課している。もちろん客である私も、その物語を喜んで消費している共犯だという自覚くらいはある。しかし、そうであるからこそなおさら、彼女たちに限界を超えた無理をさせないように気を配るのが、大人の役目ではないのか。裏方のことは分からないが、思春期の女の子たちの心身両面にわたる相談役になれる(かつ、プロジェクト全体に対してそれなりの発言権を持つ)ような「お姉さん」的存在の現場マネージャーがいるのかどうか、いささか心配ではある。
(以上、2005.12.29 04:32 記)

…と書いたまま、ブログを作る準備をしていたら、公式ブログでおーいぇが38.5℃の熱でお台場、劇場とも休演と書いてあった。が、さらにその後、劇場だけは出るとなっている。ユニット参加の子が頑張っちゃうのは分かるが、休むのも仕事のうち、だというのは誰かが教えてあげないといけないし、休むと決断した時には休める(自分のパートの代役がいる)状態を作ってやる必要もあるんだろうなあ。まあでも、代役がいる状態を作っちまうと、生き残りに必死な子はなおさら休めなくなる可能性もあるか。
(以上、2005.12.29 13:55 記)

さらに追記。夕方になってやっぱりおーいぇは劇場も休演とのこと。その方が良い。情報が二転三転するのは、本人の迷いを含んだ言葉をいちいち間に受けてブログに上げちゃっているからではないか。こういったところも、前述のような「お姉さん」的存在の現場マネージャーがいないのではないかと思われる所以。おーいぇ休演自体は、むしろ良いこと。無理をしてふらふらで板に乗っても、言葉は悪いが見苦しいだけ。ちゃんと休んで、治ってから出てきて欲しい。
(以上、2005.12.29 19:35 記)

このブログについて

2005-12-29 20:42:13 | Weblog
アイドルからはずいぶん離れていた、というか、もともとアイドルにハマった経験も少ないのではあるが、AKB48には結構ハマってしまったらしい。自分のWebページやらブログやらにアイドルネタを書いても周囲の友人知人の大半は理解してくれないので、別ハンドルで別にブログを作ってみることとした。

最初にお断りだが、このブログは私「カギ」がAKB48について思ったことを勝手に述べるものなので、読んでくれる人の役に立つ情報を提供しようなどとは露ほども思っていない。イベントレポートとして他人に読んで楽しんでいただけるようなものにもならないはずだ。普通の日記形式にはしないし、私が初めて見たのが 12/11 で、すでに 12/29 であるからして、当面はこれまでに見たステージのことも行きつ戻りつしながら書いていくつもりだ。実時間に追いついて来れば日記風になるかも知れないが、それも数日分まとめて書くことが多くなると思う。

また、繰り返すようだがこのブログは私「カギ」がAKB48について思ったことを勝手に述べるものなので、人によっては当然「それは違うんじゃないか」と思うこともあるはずだ。他人を根拠なく誹謗・中傷したりはしないつもりだが、他者について批判的な意見は書くことがあると思うから、場合によっては腹が立つこともあるかも知れない。コメント欄などに「自分の意見と違う」という表明をしていただくことは構わないが、議論をしても不毛なことになりそうなので、いちいち応じないこと、また面倒な場合にはコメントの削除などもすることをお断りしておく。

あと、私の普段のハンドルや本名が何であるかが分かっても、突っ込まないように(笑)。別にバレてまずいわけでもないが、いい歳してアイドルにハマったとは言いにくいから別ハンドルにしている事情を理解していただきたく。推測だが、あの子たち(の、若い方)の親御さんと同じ世代だと思うので。

ま、のっけからこれだけ面倒くさいことを書いた割に、ブログのエントリが 2 つ 3 つで終わる、というのは、いかにもありそうだが(^_^;)、とりあえずぼちぼちと始めてみることにしたい。
(以上、2005.12.29 03:50 記)