AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

木崎チームB「ただいま 恋愛中」公演初日に寄せて・その1

2015-12-26 22:26:16 | Weblog
 うん、わりと悪くないんじゃないかな、というのが正直な感想だった。ものすごく感動したというほどではないけど、まずまず幸せな気分で劇場を後にできた。セットリストの力もあるけれど、そのセットリストを「自分たちのものにしよう」という意欲はちゃんと伝わってきた。難点はいくつもあるけれど、可能性も感じさせてくれた。まゆゆ・ゆきりん・たなみんの3期生を結集したチームBの伝統と、ゆりあ・りょーかの正副キャプテンがコドモタチを束ねて作り出そうとする新チームBの息吹が、うまく溶け合っていきそうな予感を持たせてくれた。総じて、まずまずの滑り出しだったのではないか。

 個々のメンバーで言うと、あくまでも「私にとって」一番印象に残ったのは、後藤さん、次いで福岡さんだった。もえきゅんについては、EX大衆の座談会の時に某氏(って隠す必要もないんだろうけれど)が、彼女の意識の高さを絶賛していて、私は正直なところ「えー、そこまでかなぁ?」と微かな違和感を覚えていたのだけれど、いや、申し訳なかった。確かに高い意識でパフォーマンスの精度を上げに行っていることが伝わって来た。ずいぶん背も伸びて、きれいに伸びた手足(もともと体格の割に手足長かったけど)の隅々まで神経の行き届いた、美しいフリを見せてくれた。まだ曲ごとの演じ分けや、歌詞の物語の理解と表現力には課題が残ると思うけれど、でもあの意識の高さなら、年齢を重ねることで、軽々と越えて行けるだろう。せいちゃんも新しいチームでやっと最年少じゃなくなったと言っていたけれども、曲ごとの演じ分けや表現力を高めようとしているのが伝わって来た。若手の中で、こういう意識の高い(かつ、それなりに実績なり成果なりを出している)人たちがいるということが、本当に良かった。

 一方でやっぱり、まゆゆと柏木ちゃんは、選抜常連として力を示してくれたと思う。特今回、まゆゆは(おそらくは、あえて)あまり良いポジションでないことが多いのだけれど、劇場のどこにいても、曲ごとの世界観の解釈と表現が図抜けている。センターにいればなおさら輝くのだけれど、他を押しのけて輝くのではなく、正しくAKB48のスタイルを引き継ぎ、周囲を引き揚げながら輝くスタイル。このポジションのまゆゆは、本当にすばらしい。柏木ちゃんはわりとこってりしたアイドル風味だけれど、これはこれで定番のアイドルスタイルで、観ていて単純に楽しい。それに準ずるポジションにいるのはみるきー、ゆりあ、かとれなあたりなのだろうけれど、この3人の中では、かとれなが割と良かった。かとれながいつの間にか、ちゃんとアイドルオーラを出していいパフォーマンスができるようになっているなあ、という感を強くした。みるきーは決して悪くなかったのだけれど、一方で「今日が特別な何か」であるという感じではなかったなぁ。

 ゆりあはキャプテンでありつつ、かなりの曲でセンターや、またはそれに近いポジションであり、そういう意味では積極的に「背中を見せる」形でのリーダーシップを取りに行っているように思えた。その方向性は良いと思うし、今日のゆりあのパフォーマンスも決して悪くはなかったのだけれども、あえて厳しいことを言う。そのポジションで若手を引っ張り上げたいなら、もっと凄みのあるパフォーマンスをしなければならない。後ろで一緒に踊っている後輩を威圧するくらいの心持ちで良い。そして、あなたはそれができるはずの人だ。新チームBとそのメンバーたちを、さらなる高みに引っ張り上げて行くために、どうかあなた自身の、とんでもなくすばらしいパフォーマンスを私たちに、後輩たちに、見せつけてほしい。

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1 コメント

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兼任メンバーダメでしたか? (モモンガ)
2015-12-27 05:37:51
いつも、ブログ楽しみにしております。
今回の初日公演評ももえきゅんに注目するなど、鋭いなあと思いました。
ただ、一ファンとして、まったく触れられていない若手メンバー、とくに、兼任のなこちゃん、チーム8のなぎちゃん。この辺どうだったのかの評が、ないとちょっと胸が痛みます。なぎちゃんは、チーム8の評でもほとんど触れられていないし、やはり、鍵さんもたんなるゴリ推しだから論評に値いしないと思ってらっしゃるのでしょうか。もやもや感が、いまだに解消しません。不躾なコメントで、すみません。
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