AKB48をめぐる妄想

AKB48にハマった私「カギ」が、好き勝手なことを述べるブログです。

共に過ごせる今この時を

2007-01-29 14:01:00 | Weblog
 1/28 は日曜だがチーム A 公演がない谷間ということで、良い機会なのでチーム K 公演をメールで申し込んでおいたら昼の部が当選したので、見に行った。個人的に K-3rd は結構好きなのだが、何だかんだとチーム A の方ばかり見に行ってしまい、結局、ゲネプロと初日を見て以来になってしまった。

 まあ今月はチーム K のメール抽選で外れまくり、チーム A が 7 回出して 2 回当たったのに、K はそれまで 7 回出して 1 回も当たっていなかった、というのもあるので、チーム K を避けていたというわけではなく、むしろチーム K から避けられていたというか(笑)。あと、めーたんが「MARIA」の代役に入ったので見に行きたいと思っているうちに、今度はそのめーたんが休んじゃってたりとか。いっそチーム A → B に助っ人に行った浦野さんに 1 曲だけピンチヒッターを頼んだらどうか、などという気もしつつ。

 で、昼公演を見終わって、確かにフォーメーションの中に穴はあるものの、残りのメンバーが頑張っていて、ステージが寂しい感じを受けなかったのは良かった、と思う。個々の曲やメンバーについての感想については、後で別に書く。

 私は昼公演だけの予定だったので帰ろうと思っていたのだが、その割に一応、夜のキャンセル待ち券をもらってあったりしたのは、これまで散々繰り返して来た後悔から学習した結果。で、昨日も昼公演が終わった後、知人に「せっかくなら夜公演も見て行け」と言われたので、今後は週末くらいしか来られないだろうから、見られるなら見ておこうか、と気まぐれを起こして秋葉原に残ったのだった。

 しかし。まさかそれで、今月 2 回目の「卒業発表」に立ち会ってしまうというのも、何かの因果だろうか。夜公演は特に変わった様子もなく進行したのだが、アンコール最後の曲「草原の奇跡」が終わり、横一列で手を握り合って「せーの」と下がった瞬間に、今井優さんが「ちょっと待って」 ( だったと思うが正確ではないかも ) と声を上げ、ステージ中央に歩み出て、3rd ステージ千秋楽での卒業を発表したのだった。

 折井さん卒業の衝撃もさめやらぬまま、こんなに短期間に続けての卒業発表というのは、何だか妙に不安になる。年長組に連鎖反応が起きはしないかと心配だ。ただ「後出しジャンケン」のような言い方になってしまって恐縮だが、FC ブログで、折井さん卒業についてチーム K でいち早くコメントした今井さんの書き込みは、確かに何か引っかかるものがあったことは事実だった。どちらにとってもちょうど大学 3 年の終わり ( 浪人や留年をしていなければの話だが ) 、一般的な大学生であれば、進路を決断すべき時期であることは間違いないだろう。今井さんが明るい表情で発表したこともあり、彼女にとって良い決断になることを祈りたい。

 ファンにとっても、千秋楽までまだ時間があり、数多くの公演があることは、救いになりそうだ。いろいろ事情があったのだろうとは思うが、折井さんの 1 週間前発表、もう平日ばかり数回しか公演が残っていないという状況は、確かに厳しいものがあった。突然の発表でパニック状態のまま卒業の日を迎えるのも、それはそれでドラマティックではあるが、公演でまだ会える今を大事に過ごしながら、心穏やかにその日を迎えるのも、とても良い卒業の形のような気がする。

あの人に似ている

2007-01-29 07:16:51 | Weblog
 一昨日の土曜に書いたまま、アップロードし忘れていたので、こちらから先に。昨日の件については、昼休みに無線 LAN スポットあたりから書き込む予定。

 とりあえず、今は千秋楽も過ぎてぼーっとしているので、私の昔話と馬鹿ネタを書いてみる。予め断っておくが、本当につまらない馬鹿話で、ほとんどの人にとって読む価値はないので、読んだ後で文句を言わないようにお願いしたい。ちなみに、エントリタイトルの「あの人に似ている」は、高倉健と裕木奈江のデュエット曲タイトルから。作詞・作曲がさだまさしと中島みゆきの合作で、さだは後に自身のアルバムで男歌の部分だけをセルフカバーし、さらに後に中島が自身のアルバムでさだとのデュエットでセルフカバーしている。さだバージョン以外は、男歌と女歌がそれぞれの内容で並行し、サビだけ一緒、という構成になっているのだが、男歌と女歌の歌詞の噛みあっていなさ加減が非常に素晴らしい(笑)。

 さて本題。今でこそ AKB48 にハマりまくっている私だが、その前は 10 年以上、アイドルに対して特段の興味は持っていなかった。それより前にしても、そんなに深くハマっていたわけではなかった。妙に濃い友人たちに恵まれていたせいで、原宿 RUIDO 時代の TPD を見ていたり、2 期生が入った頃の南青山少女歌劇団を見ていたり、そのメンバーの多数が所属していたダンススクールの発表会を見に行っていたりといったことはあるのだが、ただ「誰々ちゃん一推し」というのはほとんどなかった。

 そんな私だが、その昔、かなり深くハマっていたアイドルが 1 人だけいた。具体的に誰、というのは、ちょっと気恥ずかしいので言わない(笑)。1990 年にデビューして、あまり売れないまま引退したのだが、一部のコアなファンはついていた。CD はアルバム 5 枚を出したが、コンサートは 1 回しかできなかった。アイドルとしては 1992 年頃まで、その他の芸能活動も 1994 年くらいまでにはほとんど終わってしまっているのに、ファンクラブだけは 1997 年まで続いていたし、その後も何年か、いくつかの事務所に所属だけはしていて、最後は業界屈指の大手プロダクションと契約していた ( でもほとんど仕事はなかったと思う ) という、なかなか謎な人だった。

 その人が引退した後、私はアイドルにはほとんど興味を持たなかったのだが、それでもたまに書店やコンビニなどで、雑誌の表紙などを見て、アイドルを含む女性タレントに興味を持つことがないわけでもなかった。しかし、そういうことが何度か続くと、どうしても「自分の好み」というのが、露骨に分かってしまうのである。具体例を挙げると久保亜沙香さん、と言えば、分かる人は分かるだろう。ちなみにここで具体的に名前を挙げられるのは、結局私は久保亜沙香さんにハマらなかったから、なんだけれども、タイプとして言えば、私のストライクゾーンの真ん中にかなり近いことは間違いない ( 言うまでもないが、ど真ん中はかつてハマったアイドルだ )。

 で、久保亜沙香さんと言って分かる人なら気がつくと思うのだが、その路線からすると、私が今、中西さん一推しなのは、どう考えてもつじつまが合わないのである。実際、最初の 1 箇月くらい、私が中西さんにあまり興味がなかった(^_^;)ことは、このブログでも何度か書いた通りだ。今ですら、メンバーのプロフィール写真などを見比べて、たまに「どーして中西さんにハマったのかな」と不思議に思う瞬間があるくらいだ。まあ、中西さんにハマった理由は、これも再三言って来たように、ステージ上でのパフォーマンスにあったわけで、私としては、似たようなルックスの子ばかり気になってしまうという過去の呪縛(笑)から逃れたということなのかなと思ってもいたのだ。

 しかし。最近になって、ぜーんぜん別の意味で、私がかつて唯一ハマった人と、中西さんの共通点が見えて来た、ような気がするのだ。1 つは「並外れて家族好き」という点で、まあ幸せな家庭で育てられて来たということではあると思うんだが、その度合いの著しさが、妙に重なって見えることがあるのだ。加えて先日の FC ブログでは、お風呂に 1 日何回も入ると書いてあったのだが、これも昔ハマったアイドルが同じことを言っていたもので、私にとっては激しく既視感を覚えたのだった。単なる偶然でしかないことを 2 つ並べても、それがどうということはないはずなのだが、妄想というのは連鎖するもので、そう言えば「すごく良い子なんだけど、芸能界で生きて行くには、ちょっとまじめ過ぎて、線が細くないか」と心配になるあたりも似ている…などと思い始めてしまうのだった。

 それについては、私の友人が「里菜ちゃんはかわいいけど、今のままじゃ、あの子が好きな松浦亜弥には絶対になれないよね」と表現したことがある。その理由は「松浦亜弥みたいな、いつでも私が一番!と言って前に出て来る図々しいほどの強気さが、里菜ちゃんにはないから」ということだそうで、残念ながら私も基本的に同意見だ。まじめで一生懸命、は良いことだ。自分の力を冷静に見極め、おごらないのも大切なことだ。だが、やるべきことをひたすらやってさえいれば、周りの人が自動的に評価してくれる、というのは、ちょっと違うように思う。いや、中西さんがそう思っているかどうかは分からないけれど、ただ、もうちょっと自己アピールを押し出しても良いような気がするのだ。

 芸能、という言葉の通り、自分自身の芸とか能力とかを売って生きて行く以上は、それなりにセルフプロモーションというものも必要なはずだ。自分の強みはこれです、ここを見てください、と打ち出していく積極性も、これからは必要になって来るのではないか。もちろん他人の足を引っ張ったり、不当に蹴落としたりするような真似は、心の貧しい人のすることであって、そんなことをすべきではない。と言うか、改めて言わなくても中西さんはしないだろうけれど(笑)。だが一方、いくら仲良しのメンバーといえども、ステージの上ではライバルでもある、という心構えは、きちんと持っていて良い。チーム A の中で、あるいは AKB48 の中で埋没してしまうことのないよう、少なくとも自分から一歩身を引いてしまうことはないようにして欲しいと思う。