会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

新酒

2018-02-19 10:59:01 | 料理と酒
2018年2月19日(月)曇 2.7℃~ー8.1℃
  「上槽(しぼり)を終えて新酒ができた」



 喜多方市中央公民館主催の「第22回知的のんべえの酒づくり講座」は1月13日に開講した。当日ほまれ酒造で蔵見学、麴米洗米、14日引込み(室に入って糀つくり)、1月20日仲仕込み、留掛米洗米、1月21日留仕込の作業を経て、2月17日上槽の日を迎えた。
上槽は、つるし、ふね、ヤブタの3通りがある。



上槽(じょうそう)とは、醪(もろみ)を搾り、酒と酒粕に分ける作業を指す。
手作業で酒袋に醪を入れ、タンクにつるし自然に滴り落ちてくる酒、また槽(ふね)と呼ばれる昔ながらの搾り機で搾ったりする酒。

 ちなみにつるしたり、槽を用いた搾りで、一番最初に滴り落ちてくるのが、「荒走り(あらばしり)」と呼ばれる微炭酸で若々しく、すっきりとした酒。次いで「中垂れ(なかだれ)」「中汲み(なかぐみ)」「中取り(なかどり)」と呼ばれる味と香りが一番のった酒が出てくる。
最後に酒袋の位置を変えたり、重りを載せ変えたりと粕と酒に分ける最終段階のことを「せめ」と呼び、雑味が多く、味も荒さを感じる酒が出てくる。

 その他通称:ヤブタと呼ばれる自動圧搾機でこの作業を行う。

この3種類でしぼったおいしい酒を、受講生だけでなく、ほまれ酒造株式会社の会長、杜氏、蔵人が、雲嶺庵で味わった夜でした。こんな贅沢な酒飲みは講座に参加しないと味わえない。




 一週間タンクで寝かせて2月24日に火入れし瓶詰をする。酒造好適米500万石。精米歩合50%。
純米大吟醸720ml 2000円。
12本を持ち帰る。好きなラベルを貼れば自分だけの酒ができる。
宿泊費、懇親会費、交通費など諸経費を入れれば、1本が3000円~4000円してもおかしくない。
日本酒大好きだからこそお金にこだわらず仲間と一緒に酒造りを楽しんでいる。


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