会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

血圧が?

2016-03-30 18:31:38 | 健康
2016年3月31日(木)晴 18.5℃~2.9℃
「春のウオキーングを前にして」

日頃動かない人が激しく活動するのは精神的にもにも肉体的にもつらい。
『”いつまでも元気に歩きたい”まずは第一歩を踏み出してみませんか。草木が芽吹き、桜が咲く春。そんな気持ちのいい環境の中、颯爽と歩いてみませんか? そんために今からできる運動をしてみましょう。』のチラシを城西地区保健委員会が作成し、地区内に配布したところ21名の方が参加してくれた。


 場所:城西コミュニケーソン 日時:3月30日(水)午後1時半~3時
 講師:健康運動指導士 宗像由香里先生。



 はじめに受付をして血圧を測った。143~80の数値。いつもよりは少し高めだった。いつもは132~79前後。
 日本高血圧学会が平成24年に新しくまとめた、「高血圧治療ガイドライン」では、「軽症」「中等症」「重症」と呼んでいた高血圧症を、Ⅰ~Ⅲ度とした。これまでは、「軽症と指摘された場合、「症状が軽く、治療は不要」と軽く考える人が多かったそうだ。しかし、新しい分類では、いずれも「高血圧症」という病気であることを明確に伝えて、治療の必要性を歌えていくという。
 正常血圧値(単位はmmhg)は最高血圧が130未満、最低血圧が85未満。対して高血圧のⅠ度は上が140~159、下が90~99。Ⅱ度は、上が160~179で下が100~109。Ⅲ度は上が180以上で下が110以上と定められた。
 高血圧予備軍の数値である「正常高値」は、上が130~139で、わたしもこの部類。「高血圧の一歩手前で、注意が必要なレベル」なので、注意が必要で、血圧を低く抑える努力をしなくてはと思った。



 この血圧測定後、タオルを使った運動、二人組になり片足立ちのバランス、ハーフスクワット、正五角形でボールを右へ、左へと号令をかけあいながら渡す。落とさないように協力する。各組10人でジャンケンゲームなどしながら運動量を増やす。笑いながら運動した楽しい時間であった。







春野菜2

2016-03-28 17:54:41 | 家庭菜園
2016年3月28日(月)晴 16.5℃~1.9℃
「雪下キャベツと春キャベツ」

全国的に今年の冬は今まで経験がない雪の少ない年であった。雪の降らないところに雪が降ったりして驚いた。
反面、会津は例年だと何回も雪片付けをするのが当たり前だったのにほんの1~2回程度だった。
この気象異常で野菜の生育にも狂いが起きている。都会では春野菜が高騰しているらしい。



 我が家の畑には、数は少ないが菜の花、キャベツ、早生玉ねぎが植えてある。収穫していいるのは菜の花とキャベツ。
特にキャベツは、通常は秋に収穫されるキャベツをそのまま冬まで残し、雪の下で寝かせた。微凍結の状態になると寒さに耐えるため糖分を多く蓄える。だから、冬のキャベツはとっても甘い。この雪下キャベツを食べたいと思い植えておいたのだが、雪が浅雪で思い道理にはいかなかった。
 2月に雪を掘り起して雪下キャベツを食べた。胃腸にやさしいビタミンたっぷり!
冬のキャベツは、平たいかたちが特徴。固くしまり、葉もしっかりしているので、特に煮込み料理や炒め物など、火を通す調理によく合う。
 春キャベツでは煮くずれしてしまうような料理も、冬キャベツなら大丈夫!
もちろん、中身がぎっしり詰まったあまい雪下キャベツ、シャキシャキの食感がたまりません。
 形が楕円で葉の間には隙間がなくて、葉は硬くて厚く,生食でも、焼きそばやロールキャベツ等の炒め物,煮物にも向いている。
 
※わざわざ雪の下にしておく理由。
 それは、雪の下でゆっくりと熟成させ、キャベツの甘味と旨みを引き出すためなんです。
 キャベツが寒さから自分を守るため、たんぱく質をアミノ酸に変化させます。
その変化の際に糖度が増すと言われているんです。

 春(系)キャベツは形が丸くて小さく葉の巻き方が緩く、葉は柔らかくて薄く,中まで黄緑色で、水分が多く甘味があってサラダ等の生食や浅漬け等にも向いています。火を通すと(薄くて水分が多いので)ベチャつき易く崩れてしまうので加熱調理には向いていません。
3月~7月初めに主に出回り(旬は4月から5月半ば)、春玉とも呼ばれ、出始めは新キャベツと言う事もあります。

 緑色が濃くて瑞々しい外葉(鮮度の目安)の付いた、巻きがきつくて硬く、重量感があり、芯の切り口も瑞々しくて太過ぎない(太いと葉に硬い軸の部分が多い)キャベツが良いです。春キャベツは全体的に緑色が濃く瑞々しくて弾力があり、芯の切り口が小さくて、巻きが緩く、軽めの物が良いです(レタスの選び方に似ている)。




 

春野菜1

2016-03-27 18:31:49 | 家庭菜園
2016年3月27日(日)晴 15.2℃~-2.1℃
「菜(くきたち)の花」

 春の陽光を浴びると生気がみなぎる。車でどこかえ出かけるのもいい。畑仕事で汗を流すのも気持ちがよいものである。
 冬から早春にかけて旬を迎える菜の花(くきたち)。会津ではもっとも出回るのは3月~4月ごろで、春のおとずれを知らせてくれる野菜です。



 名前の通り、小さな黄色い花を咲かせますが、収穫は花が咲く前の蕾のうちに行います。
 花が開くとかたくなってしまうので、選ぶときはつぼみがとじているのを選ぶ。また、くきの切り口がみずみずしく、中まで鮮やかな緑色のものが新鮮です。
栄養価がとても高く、風邪の予防に欠かせないカロテンやビタミンⅭが豊富です。また、葉や骨を丈夫にし、イライラ防止に役立つカルシウム、おなかの調子をととのえる食物繊維を多くふくみます。
 あまり日持ちはしないので、買ってきたら、濡らした新聞紙などで包んでふくろに入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存する。2~3日で食べきれない時は、さっとゆでたものをラップで包んで冷凍すると、一ヶ月ほど保存できる。
 独特のほろ苦い味わいと香りが特徴です。
 畑には会津伝統野菜の荒久田のくきたちとちりめんくきたちが収穫時期を迎えている。毎日、おひたしだけでも仕方がないので炒めたり、煮たりして春を感じながら味わっている。




絹さやエンドウ

2016-03-26 18:14:59 | 家庭菜園
2016年3月26日(土)晴 9.9℃~-2.7℃
「絹さやエンドウの苗を植える」


屋敷内にある少しばかりの畑で家庭菜園を楽しんでいる。新鮮な野菜を旬の時期に食べることができる。仕事をしていた時は時間的な余裕がなく雑草が生えなければいいという気持ちで定番のナス、キュウリ、トマトなどの夏野菜を主として栽培。
定年退職後はトウモロコシ、枝豆、小松菜、山東菜、ホウレンソウ、ツルムラサキ、ニラ、大葉紫蘇、ネギ、大根、白菜、キャベツ、じゃが芋、里芋、ニンニク、玉葱、オクラ、シシトウ、モロヘイヤ、3寸ニンジン、ゴーヤ、くきたち、インゲンなど種類を増やして栽培するようになった。これ全部毎年栽培しているわかではありません。その年、その年でいろいろと試している。
素人なので近所で野菜つくりをしている方や種苗店の方に話を聞いて自分なりに無農薬、有機肥料の安全安心の作物つくりをしてきた。
 連作しないように気を付け、種まきや、植え付け時期を間違いないように努めた。




 だが、今年はサヤエンドウの様子がおかしい。100粒位昨秋蒔いたのだが、十数本しか発芽しなかった。発芽しても3月の霜柱で傷んでしまった。
 春先においしいサヤエンドウが食べられない。これから種まきしてもよいのだが収量が少ない。
 どうしようかと悩んでいたら、近所で野菜作りをしている方が苗が余っているからあげるといってくれた。
 ご好意に甘えて苗をもらい植え付けることができた。近所づきあいは大事ですね。

 ※サヤエンドウ(英:podded pea)とは、エンドウの未熟の莢を食用とする場合の呼び方である。漢字では莢豌豆・絹莢とも表記される。野菜炒めの具材、あるいは味噌汁の具として用いられる。英語で"Snap pea"とは、サヤエンドウではなくスナップエンドウを意味する。未熟な豆を利用する場合は「実えんどう」とも呼ばれ、その代表がグリーンピースである。また、スプラウトの一種の豆苗(とうみょう)はエンドウの若芽である。サヤエンドウを代表するものが、絹さやである。

 えんどう豆のなかで若さやごと食べるのが、サヤエンドウ(きぬさや)。きぬさやは他の豆類に比べビタミン類がとても豊富なのが特徴。特にビタミンCを多く含んでいます。免疫作用を高めカゼなどの予防になるほか、ストレス予防にも役立つ。





寒のもどり

2016-03-25 18:26:14 | 健康
2016年3月25日(金)曇・小雪 7.4℃~-0.3℃
「風邪かなと思ったら」

 例年になく雪の少ない冬。3月中旬の暖かい日に樹木の雪囲いを取り除き一足早い春と思った。4月になっても雪が降ったことがあったので小屋に入れておいた君子蘭や金の生る木、黒胞子、オリヅルランなど植物はそのままにしておいた。数日後、日差しがあったので春野菜の準備のためと畑の除草などをした。晴れていても気温が上がらず寒かった。ここ数日同じような天気が続く。
 今朝は雪が降り、あたり一面うっすらと白くなっていた。日中も気温が上がらず、時折小雪がちらちらと降って来た。
 愛犬ラッシュの散歩はアノラックを着て冬支度で・・・。散歩から戻ると少し寒気がする。風邪かな???。



 風邪を長引かせないようにするために、「風邪かな・・・」と思ったときの処置が大事だといわれている。
 この段階の時に常備している風邪薬を飲むが、軽い症状なのでぬるめの湯に入る。
 入浴によって体温を上げれば免疫力が高まるからだ。風呂から上がったあと、しばらく休んでいると次第に体温は平熱に下がり始める。
 ポイントは風呂から上がった直後、少しだけ裸でいる。すぐ着てしまうと衣服が湿ってしまい、予想以上に体温を奪われる。
 ぬれた髪のまま過ごしても体温を下げ過ぎることがあるので、よく乾かすことが大事。
 しかし、この方法はあくまで風邪の疑いがあるときの改善策だ。本格的に風邪の症状が出た時は入浴を控え、消化の良いものを少量食べて、すぐ寝ることが大切である。
 また、風邪のひきはじめの発熱は下げないほうがいい。発熱は、体がウイルスや細菌と闘っている証拠。だから解熱剤などもなるべく使わないほうがいいそうだ。






花粉症

2016-03-23 10:41:01 | 健康
2016年3月23日(水)晴 10.1℃~4.2℃
「花粉症に注意 悩むシニア」

 親しくしている知人がマスクをしている。”かぜ?”と聞くと”花粉症”と答え、涙がでる、鼻水が出てテッシュボックスがすぐ空になるという。
昔は、杉玉鉄砲などでよく遊んだものだが、いつの頃から花粉症が増えたのだろうか。杉花粉だけでなくブタグサなど他の花粉も多くの人を悩ます。

 
 今年も多くの人が悩む花粉症の季節がやってきました。
よく「高齢者は免疫力が低下しているため、花粉症になりにくい」と言われるが、最近は高齢者の中にも花粉症に悩まされる人が増えているそうです。
花粉が多く飛散するという予報が出ている日は、外出時にマスクをして、できるだけ花粉を吸いこまないようにすることが予防になる。
 高齢者は体の抵抗力が衰えているため、花粉症になると副鼻腔炎、いわゆるちくの症を発症しやすいといわれているからです。
 副鼻腔炎を発症すると、気管支ぜんそくも併発しやすいため”たかが花粉症”と軽くみてはいけない。
 最近は眠りにくい治療薬も開発されているため、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などの症状が出たら副鼻腔炎などの合併症が起きる前に専門医の診断を受けるようにしましょう。



サクラサク

2016-03-21 21:20:00 | Weblog
2016年3月21日(月)晴 10.0℃~2.2℃
「高校と大学に合格」

 3月も10日を残すところとなりました。休日には家電製品店や生活製品店のレジは込み合っている。
年度末は歳末と同じように慌ただしく忙しい。学校の卒業入学、職場の異動や転勤等。
 喜びあり、涙あり悲喜こもごもである。
 会津ではまだソメイヨシノの開花宣言がないが、我が家には”サクラサク”の朗報が届いた。
 平成27年度は東京の孫娘が中学を卒業して高校受験だった。会津の孫息子は高校を卒業して大学受験だった。



 祖父母の時代は塾などに行かず、自分で勉強すれば希望校に入学できた。今は、塾へ行かないと高校も大学も合格しないような風潮になっている。
受験生のいる家は、普通の生活ができないようなぴりぴりしている状態が多い。このような家庭の状態は受験生にとってもプレシャーであり、あまり望ましくはない。それとわかっていても結局は受験生を中心にした生活になってしまう。

 昔は、受験生だからと特別扱いはしなで普通にしていた家庭が多かったような気がする。
 実家が商家だったので、店番、配達、注文取りなど家業を手伝うのが最優先だった。
 いつの頃から、塾へ行かないと希望校の合格が難しいという時代になったのだろうか?

 孫のことになるといろいろと理屈を言っても仕方がない。あまり口出しせず見守るしかなかった。
 幸い高校3年の夏まで高校野球に打ち込んでいた孫息子が国立大学へ合格、正月も帰省せず塾に行きがんばった孫娘が都立高へ合格。
 我が家には一足早い桜が咲いた。”サクラサク”







會津熱中塾 3回目

2016-03-20 18:49:37 | 地域情報
2016年3月19日(土)くもり 14.5℃~7.2℃
「會津熱中塾 第3回オープンキャンパス」


 喜多方市大和川酒蔵 北方風土館昭和蔵で大人のための社会塾”會津熱中塾”が開かれた。會津全域”オール会津”で行う塾です。
最新の技術や新しい価値観を学び世界に発信できる人材を育て、”地域創生”目指す学びの場です。起業を目指す人、社会人、学生、主婦、そして大人の世界を覗きたいと思う子どもたちも大歓迎・・・・。世界を舞台に活躍する講師陣から学べる貴重なチャンスです。
 このような素敵な塾なので、好奇心がむらむらと湧き、1月の第2回オープンキャンパスに参加した。すごくよかったので入塾したいと思っている。
未知のことを学ぶ楽しさは年齢に関係ない。何歳になっても興味関心を失わずに学んでいきたい。
今回は5月に正式に開塾する前の最後のオープンキャンパスだったので聴講した。会津だけでなく県外からも老若男女が集まり熱気むんむん。
 午後1時~午後6時まで4時間の授業。



1時間目:藤田 将範 氏 (ふじた まさのり)
 日本大学芸術部演劇学科在学中に、劇団四季に入団。退団後、2004年より音楽座ミュージカルに参加した。ジーザス・クライスト=スーパースター」で初舞台。 5年間の在籍中、「ミュージカル李香蘭」の皇帝役、 「ハムレット」のギルデンスターン役などを演じる。
圧倒的な歌唱力が注目を集める。個性的な演技も魅力。
 ミュージカル俳優としての評価と同時に、近年人材開発におけるファシリテータ―としても高い評価を得ている。小中学校、高校、大学はじめてする各種教育機関、大学テーマパーク人材派遣、コンビニエンスストアなど企業の研修を担当し、「やり方でなくあり方」をテーマとしたファンシリテートは、各界から注目を集めている。

※ファシリテーション 【facilitation】
〔容易にすることの意〕
 グループによる活動が円滑に行われるように支援すること。特に,組織が目標を達成するために,問題解決・合意形成・学習などを支援し促進すること。また,そのための方法。

テーマは「感動する力」=他者を受け入れる。心で感じることで自分を自由にしてくれる。人間は水、その水で共鳴する。
 軽快なトークとワークショップで会場を盛り上げ、あっという間の1時間だった。
 
 例えば知らない人とペアを組み、「いいね」「いいね」と、相手のことを褒め合うこの行動。
恥ずかしいという思いを払拭(ふっしょく)して、自分の殻を破ろうというものです。

 また、鏡の前で動作するように言葉を使わずに相手と同じポーズをとることで、気持ちを察する力を養おうというものです。

2時間目以降については略。




春が・・・。

2016-03-18 10:41:58 | 草花と花木
2016年3月18日(金)晴 20.4℃~0.4℃
「暑さ寒さも彼岸まで」

 
暑さ寒さも彼岸までというが、まさにその通り。数日前は強風で寒い日が続いてが、一昨日、昨日と暖かい日となった。特に、昨日は5月中旬の気候。
御薬園の雪吊りを取り除く作業が始まっていた。近所の庭でも雪囲いを取り払っていた。
自分も思い切って戸外に出て、雪囲いを取り払った。藤棚の下に取り込んでいた鉢をみると、馬酔木や白や紫のクリスマスローズが咲いていた。
特に10号菊鉢に昨年植え替えたクリスマスローズが10個以上咲いていたので玄関前に飾った。
花壇にはクロッカス、ヒヤシンス、スイセン、ショウジョウバカマ、ヒマラヤユキノシタなどが咲いていた。

時季的には少し遅くなったが身不知柿の徒長枝を剪定した。妻も花壇の枯草や落ち葉など掃き汗を流がいつの間にかやってきているんですね。
わくわくする春が来た。春だ来た・・・・。






食育

2016-03-16 18:36:02 | Weblog
2016年3月16日(水)晴 7.3℃~1.0℃
「お弁当の日で何が育つか」

「子どもが作るお弁当の日」事業を全国で提唱・実践している香川県の元小中学校長竹下和男さんの講演会は15日午後6時半~8時半、会津若松市文化センターで開かれた。この講演会は事業を応援するリオンドールコーポレーション(会津若松市)の主催、市教委、福島民報後援。定員430名。チラシをみてすぐ申し込んだら29・30番のチケットが届いたので夫婦ででかけた。



 竹下さんは「『お弁当で何が育つか』~お弁当の日に託した夢~」と題した講演。


 はじめに、<人はおかれた環境で適応する>のフレーズを提示。そしていくつかの例を話した。
 ○数名の若い主婦が立ち話。手をつないだ子を見ながら「この子がいなければ、遊べる・・・・」 ○運動会で昼食を作るのが面倒だ。給食で対応してほしい。調理員が反発し休む。その町は運動会は午前中で終わる。○朝食は菓子パンなど・・・。
極端な話だが、親が調理しない家庭で育った子は大人になっても親と同じようになる。

 このような現状を憂い、竹下氏は子どもがメニューを決め、買い物、調理、片付けまで一人で行うことが食への関心につながると指摘。親になったら自分の子どもに愛情を持って食事を作り、親子の絆も強まると力説した。
テレビでも放映されたがんの母親と娘、父親の実話「はなちゃんのみそ汁」のスライドを映し出し、親として子どもに何を残すべきかも訴えた。
このスライドを見て胸がつまるおもいだった。

「はなちゃんのみそ汁」とは
――20代で乳がん、結婚・出産をへて肺がんに転移という過酷な運命のなか、余命を覚悟した千恵さんが娘に遺した食と躾。
 小学3年生のはなちゃんは毎朝みそ汁をつくる。5歳の誕生日からの日課だ。
「食べることは生きること。1人でも生きられる力を身につけて」と、33歳で亡くなった母・千恵さんと約束したから――。
 

竹下氏は、
 2001年、香川県の小学校で竹下和男校長(当時)が始めた「弁当の日」。子どもが自分でお弁当を作って学校に持ってくるという取り組みです。 何を作るかを決めることも、買い出しも、調理も、弁当箱に詰めるのも、片付けも、子どもがします。親も先生も、その出来具合を批評も評価もしないという約束です。この取り組みを通じ、子どもたちは感謝の心を知り、自己肯定感が育まれています。失敗の中から多くを学び、生きる力を身に付けています。
 大人たちは見守る大切さを知り、子どもの成長を通じて子育てが楽しいと思えるようになっています。家族団らんが増え、家庭に笑顔があふれるようになっています。そんな好循環が「弁当の日」を通じて全国に広がりはじめています。2016年1月21日現在、「弁当の日」実施校は全国で1806校を超えるまでになりました。
親は手伝わないでと保護者に訴えて、献立から片付けまですべて子どもに取り組ませる「弁当の日」の講演・執筆活動をしている。