2017年7月27日(木)晴 30.3℃~21.0℃
「梅雨明けを前にして」
会津はまだ梅雨が明けないが、猛暑の季節が近づいてきた。熱中症で搬送される人も出てきた。専門家は「熱中症は誰もが発症する恐れがあり、命にも関わる。小まめな水分補給や室温調整で予防してほしい」警戒を呼び掛けている。日本気象協会の気象予報士で、熱中症予防指導員研修講師の安野加寿子さんは「今年の夏は晴の日が多く、暑くなりそう。要注意なのは、梅雨入り前の暑い日と、梅雨の晴れ間、梅雨が明けて気温が急上昇するタイミングです」と解説する。
「この時期はまだ、暑さに順応していないので、体温をうまく調整できない人が多い。体内の水分や塩分のバランスが崩れがちです」
特に高齢者は、加齢に伴った暑さや喉の渇きを感じにくくなる。子どもは体温調整が未発達なため、大人より体温が上昇しやすい。
「高齢者と子どもの体調変化に、周囲の人はより注意深くなってほしいです」(安野さん)
人間の体は、水分が主成分。年齢や体格、男女差によっても少しの差があるが、成人では体重の60~65%が水分ででいているとされる。
体重60kgの人で言えば、体内の水は36~39㍑で、そのうち2・5~3㍑ほどが毎日汗や尿となり、食事や飲み物で取り入れた水と入れ替わる。
熱中症は、体重の3~4%の水分が不足すると食欲不振やイライラが起き、全身が疲労困憊してしまう。さらに、5%不足すると息苦しさや筋肉のこむら返し起きるという(環境省「熱中症環境マニアル」)。
炎天下でなくてもなくても、風が弱く湿度の高い日や、急に気温が上がった時など水分補給に気を付けたい。
「梅雨明けを前にして」
会津はまだ梅雨が明けないが、猛暑の季節が近づいてきた。熱中症で搬送される人も出てきた。専門家は「熱中症は誰もが発症する恐れがあり、命にも関わる。小まめな水分補給や室温調整で予防してほしい」警戒を呼び掛けている。日本気象協会の気象予報士で、熱中症予防指導員研修講師の安野加寿子さんは「今年の夏は晴の日が多く、暑くなりそう。要注意なのは、梅雨入り前の暑い日と、梅雨の晴れ間、梅雨が明けて気温が急上昇するタイミングです」と解説する。
「この時期はまだ、暑さに順応していないので、体温をうまく調整できない人が多い。体内の水分や塩分のバランスが崩れがちです」
特に高齢者は、加齢に伴った暑さや喉の渇きを感じにくくなる。子どもは体温調整が未発達なため、大人より体温が上昇しやすい。
「高齢者と子どもの体調変化に、周囲の人はより注意深くなってほしいです」(安野さん)
人間の体は、水分が主成分。年齢や体格、男女差によっても少しの差があるが、成人では体重の60~65%が水分ででいているとされる。
体重60kgの人で言えば、体内の水は36~39㍑で、そのうち2・5~3㍑ほどが毎日汗や尿となり、食事や飲み物で取り入れた水と入れ替わる。
熱中症は、体重の3~4%の水分が不足すると食欲不振やイライラが起き、全身が疲労困憊してしまう。さらに、5%不足すると息苦しさや筋肉のこむら返し起きるという(環境省「熱中症環境マニアル」)。
炎天下でなくてもなくても、風が弱く湿度の高い日や、急に気温が上がった時など水分補給に気を付けたい。