改正教育基本法が成立
12月15日(金)
写真は 園芸研究会で作ったリース 補修して毎年飾る
本日 参議院本会議で「改正教育基本法が成立」。議会制民主主義の国であるから、
それはそれでよいと思う。
日常起きている深刻な「いじめ」 「自殺」 「引きこもり」 「学力低下」
「規範意識の低下」など全てが「現教育基本法」による戦後教育が起因しているような問題提起には疑問を感じる。
確かに戦前の国家・軍国主義教育の反動で、基本的人権が尊重され、自由と平等と権利が強調された。そして、いくつかの教育的問題が発生した。
物事はゆれる。右傾すれば左傾へ、左傾すれば右傾へとバランスをとる。
今起きている教育上の問題が、教育基本法改正で解決するのだろうか。
教育現場は、日本国憲法・教育基本法・学校教育法・地方教育行政法
・学習指導要領などの法で細部まで規制されている。
法治国家であるということで、現場にはほとんど自由裁量の余地がない。
国家統制をするのは一番やり易いのが教育ではないだろうか。
現在の教育基本法は戦後50年以上も経ち、色々と不都合なことも
あると思う。審議して改正するのは当然かもしれない。
ただ、改正のために世論操作と思われるような「やらせ問題」は人間として
やっていけない事である。どんなに理由をつけようとも「だましやうそ」はいけない。それも、首相をはじめ、内閣府、官僚、地方役人がである。
どのような国づくりをするか。
歴代の首相を初め、選挙で選ばれた衆・参両議員である。
国会、内閣、裁判所の三権がその役割をしっかりはっきすればよい。
前段で述べたが、戦後復興のためということで不条理なことがなにほど行なわれたか、また、総一億中流といったバブル期の狂乱、バブル崩壊後の不況、拝金主義、そして戦後最高の好景気(実際は一部だけ)という格差社会、こういう社会現象の中で子どもは育った。
連日テレビに映るのは日本をリードするはずの政治家、経済人、医療関係者、教育関係者、マスコミ関係者などのスキャンダルや謝罪やお詫びの会見、親の虐待など。
これをみている子どもに正義、規範、規律、公正などをどう説明し教育すればよいのだろうか。改正教育基本法で子どもを健全に育成できるだろうか。
教育基本法の改正は長年にわたる政権党(現自由民主党)の悲願であったと
中曽根元首相の談話がある。これを聞くと現在のいじめ、自殺問題の解決でなく、
愛国心→軍備→軍隊→兵役→徴兵制→(海外派兵、戦争介入)→大国主義が見えてくる。孫の時代です。私だけの意見だろうか。ご批判ください。
議会制民主主義では法案成立はやむをえない。法治国家の元に教育界は自由のない思想的に一元化されるだろうと予測する。戦前には戻らないだろうが、非核三原則を見直し核保有も是認という閣僚発言や防衛庁を防衛省への格上げ、防衛予算の増額など一国民として心配である。
ブログを書いていて行動できない自分に腹を立て、またまた興奮状態。
もうこの話しは止めて、精神を安定させなくては・・・・。寝れない。
数年前活動し、今休んでいる園芸療法研究会の事を思いだした。
アニマル療法と同じ。
植物を世話する事により、精神状態が安定する。
高齢者の施設でお手伝いしたことがある。
明日は園芸療法研究会の話しでも書いて少し落ち着きたい。