グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

​農政でも、もっと「丁寧な説明」をしてほしい。

2017-10-12 12:22:14 | Weblog
​農政でも、もっと「丁寧な説明」をしてほしい。
​いきなりの種子法廃止強行しかり、 [いつのまにかTPPによる
市場開放度合いが基準とされていていたうえでの]日欧EPA締結
によるかってない市場開放もしかり。 甘利さんの辞任時の説明や
伸びているとされる農産物の輸出の内訳の説明されないという現状。
国会での議論ではなく現場を知るはずもないと思われる委員たちに
よる規制改革推進会議で農業の方向性を決めていく強引ぶり。
そんな安倍政権下の「丁寧な説明をしていく]とはとてもいえない
農政の典型の一例として、ほんの一年前の宮崎でのTPP地方公聴
会の様子の採録です。 農家・農業関係者の有権者のみなさま、
衆院選投票先の事例のひとつして よろしかったらご参考に。。

 ↓

『宮崎での地方公聴会の反応は。』

環太平洋連携協定(TPP)の承認案と関連法案を審議する衆院特別
委員会が、26日に開いた高千穂町での地方公聴会。

発効後の影響や審議の進め方などについて、地元の農林漁業関係者や
有識者らから意見を聞いたのですが


      


意見を述べた本県側の4人の陳述人からの質問さえみとめられない
いった会の進行と内容に

      


地元からは「地方の声はとりあえず聞いた・・というたんなる実績づ
くり」「表面的な・形ばかりの会議であった」との公聴会の内容に対
する不満に加えて、「採決するのはまだ早い」という これからの特
別委での継続した審議を求める声が相次ぎました。 こちら

けっきょくのところ、今回の宮崎での公聴会では[TPPによって和
牛などのブランド農産物の輸出が増えるなどといったこれまでの政府
からの説明があったにもかかわらず
]日本の代表的な畜産県である宮
崎県においてもTPPへの慎重論が多数を占める・・・という事実が
浮き彫りになったことになります。  → 輸出の実態は こちら


      


以上、TPP宮崎地方公聴会に対する宮崎県民の反応に関する お知
らせでした。 

参考資料として陳述したひとりである 藤原宏志・宮崎大学元学長の
この会における陳述要旨はつぎのとおり。
『TPPには反対。公聴会の意見陳述人も少なく、公表資料もよくわ
からない部分が多い。国の将来を左右しかねない協定がこんな形で審
理されるのが不安。また農産物については補助金が多いアメリカとは
競争にならない
。安全性も問題で遺伝子組換えなど自然にはない食物
は人間にどう影響するのかわかっていない。国民は安全性に問題のあ
る農産物をたべることになり、日本農業は壊滅的な打撃を受ける。』      


晴れ それにしてもの 地元選出の国会議員さんたち です。
  TPP反対を謳って政権をとっておきながら、地元の不安
  をよそにしての、この自民党擁護の姿勢・立ち位置。ひと
  りくらいは、TPP反対っていってほしい
のになとつくづ
  く。それにしてもそんなにかぶりごこちがよいのでしょう
  かね、陣笠は。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」​​