グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

田植えの終わった早期水稲の管理ですが。。

2017-03-25 17:32:26 | Weblog
田植えの終わった早期水稲の管理ですが。。

例年の3月中旬ともなれば[最低温度はともかくとして]最高気温が
20度を超え、田植えの終わったばかりの田んぼや これから田植え
を迎える代[しろ]を開けた田のからは カエルの合唱も普通に聞こ
えてくるはず宮崎県の沿岸部地方。

が、しかし。

本日25日から31日にかけての気象は、一転して低温と冷風・そし
朝がたにかけての低温の恐れが出てきているようです。
ちなみに気になる宮崎県平野部の3月25日から1週間の気温予想は

 月日  25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日  
 最高  11度 17度 15度 17度 17度 19度 17度
 最低  08度 08度 06度 05度 06度 06度 08度

とされており[最低気温が12度はほしい]植えられたばかりの稲の
生育にとっては このところつづいている最低気温の影響が心配され
ているところです。

そしてこのような気象条件下においての管理対策ですが、なによりも

 低温&強風が予想される場合には 田の水を深くする

ことが、植えつけられたばかりの苗を寒さから守るなによりの方策
す。夜から朝方にかけて田んぼへのかん水対応を実施されてください。

付け加えまして、これからの田植えを予定されている方。

低温&強風の影響で 苗の葉先枯れが 発生すれば

 田植えを遅らせるよりもかえって分けつ確保に苦労する 

ことにもなりまかねません。

本日25日のうちに地区内の水の様子を観察して、水が足らないよう
であれぱ 今週中の田植えは延期できるものなら延期して 最低気温
が10度を超すあたりから田植えにかかられるほうが無難
かもしれませ
んね。           → 稲は水管理でつくる は こちら


◎ 地区内の田植えがすんだ田んぼに 一斉にかん水をはじめたり、
  これから代をあける田んぼが これまた一斉に水を入れ始めた
  りすれば、水が不足しがちになるのは目に見えるように明らか
  なこと。いざ保温のためのかん水しようと思い立っても、肝心
  の水量が少なくなっていたとしたら対処しようがありませんの
  で、とにもかくにも 水の確保は早め早めで。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染