アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

ここらで、いっぷく!

2005-03-02 08:14:44 | 暮らし
アルゼンティン・シリーズを始めてもう1ヶ月近くになった。
当初はせいぜい4~5記事書いたら終わりかなと思っていたけれど、書いたり構想を練ったりするうちにあの頃の出来事が次から次へと思い出されて来て、いつの間にか随分と膨らんでしまった。記憶は年月とともに遠くなっては来ているけれど、その気になって手繰ろうと思えば意外なところまで手が届くものだと思った。

特にチリ旅行の部分は自分としても印象深いものだったから、思い出すことも多い。私の人生の中でもしかしたら死ぬかもしれない、と本気で思ったのもこの時が最初だった。これから書く話も含めて、私は南米滞在中に3度「もしかしたら死ぬかもしれない」と思ったことになる。まあ、こんなことを言っても日々体を張って生きている方々にとってはお笑い草ではあるだろう。私も今日に至るまで、平和な日本の中で温かい布団にくるまって生きて来たことは事実だ。

でもこのシリーズも、多分道はもう僅かだと思う。
ずっとそればかり書いていると表現も思考もパターン化してしまうようなので、ここらでちょっと一休みして気分転換をしてみることにする。





今朝も15cmほど雪が積もっている。春一番の訪れをあちこちのBLOGで聞いてはいたけれど、ここ北上山系の山里では春はまだまだ先のようだ。このところの最低気温は-5~-9度。毎日雪掻きが必要だ。(私は不精だからしないけど!)
12月の頃は今年はなんて暖かな冬だと思ったけれど、1月、2月と経つうちに次第に雪が多くなってきた。猫家の北側の軒下では、屋根から落ちた雪が私の肩くらいにまで重なっている。所に依れば屋根から地面まですっかり繋がってしまった家もあるそうだ。

今は猫たちの発情の季節。オス猫たちは遠くまで遠征してなにやらガンバってるらしい。昨日はロッキーが2、3日ぶりに帰って来た。ひどくびっこを引いている。よくあることだけれど、放っといて治るものなら心配ない。場合によっては関節が動かなくなったまま固まることもあるので、こんな時はいつも気がかりだ。
自分で見てよく原因がわからないときは思い切って動物病院に連れて行く。そこで獣医さんにあれこれと教えてもらって、少しずつ病気や怪我の見立てを自分でできるようにと思っている。猫や動物たちとはこれから一生つき合うことになるのだから、今多少お金がかかっても将来のための大切な勉強代だと思って割り切ることができる。

冬は年寄りがよく亡くなるし、猫たちは怪我をする。私もたくさん残ってるジャガイモや南瓜を食べようとしてつい食べ過ぎになってしまう。お互いに健康には気をつけなきゃいけないね。



コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BLOGでの自己分析 | トップ | 肉屋のおやじさん »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いっぷくどころか (南無)
2005-03-03 13:05:11
しばらくほぐし中。。



やっぱしジャガイモ貰っていけばよかったかなぁ(汗

返信する
なんだか (koko)
2005-03-03 14:22:45
空回り中。



そして、歯に穴が開いていたいです。
返信する
Unknown (take)
2005-03-03 14:35:27
引きこもり中。



ココロをほぐしてます♪

返信する
南無さん、 (あぐりこ)
2005-03-03 21:13:56
今からジャガイモ一箱送りましょうか。

うちにあるのは赤い芋と黒い芋です。

そろそろ春になるので、芽が出て来かかってますが、時々芽を欠きながら4月半ば頃までは食べれると思いますよ。

それでも食べ切れそうもない時には、我が家の猫、犬、鶏総出で食べるんですよ。去年豊作だったので、この春も芋漬けの暮らしを覚悟していたところでした。



体をほぐすのも大切ですよね。そういえば私もしばらく柔軟体操もしていない。

頭は適度に使わない方が切れるんじゃないでしょうか。鍬やスコップと同じで、時々洗って砥いでおけばいざという時にフルに力を発揮してくれる。

私も心をほぐしたいものだとと切に願っています。いつも魚のあらをほぐして猫にやるのが日課なのですが・・・
返信する
kokoさん、 (agrico)
2005-03-03 21:25:03
道具は無理に回し過ぎるとなめってしまって空回りするようになりますよ。

そんな時には目立てし直すんです。

頭も心も無理し過ぎるとなめってしまいますね。でも自然に回復するから、待てばいいだけかもしれない。

消耗より回復の方が少しだけ上回るように使うのがこつなんですかね。日常なかなかそうは行かなかったりするけれど。
返信する
takeさん、 (あぐりこ)
2005-03-03 21:52:39
変化の時はとても急なのだけれど、

それに至るのには、相応の時間が要るものなのですよ。

一見脈絡も無いようなものごとの間に渡された見えない連絡橋。

そのような幾十にも巡らされた有機結合の中で、静かに着実に止めようも無く

饗応の支度は整えられてるのです。

ある時素敵な来客がきっかけとして

その扉は広々と開けられ真昼の陽はうちに差し込み、新しい物語が今始まると見えるのですが、

実はそれは暗喩に満ちた重厚なドラマの結末としてのみ

そこにあるのです。
返信する
takeさんへのコメント (あん♪)
2005-03-04 08:04:11
賢治かと思った!(〃´.`〃)



いいなぁぁ。

この文章、保存させていただけませんか?

お願い。
返信する
やあ、 (agrico)
2005-03-04 10:17:53
ついたけさんが相手だと、文学的な気分になってしまうのです。

彼は相手の文才を刺激する雰囲気を持ってるみたいですよ。

私も調子よく書いちゃいました。



こんな文でよかったらいくらでもどうぞ。

そのうち絵が描けたらあん♪さんのところに遊びに行こうと思ってましたが、なかなか描けません。

今確定申告で忙しかったりして・・・
返信する

コメントを投稿

暮らし」カテゴリの最新記事