アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

意識のバタフライ効果

2024-09-02 08:27:20 | 思い
写真はウラギンシジミ
板橋区立エコポリスセンター「デジタル観察図鑑」から借用しました。


今朝は雨も上がり、久しぶりに陽が出てきた。ふと見ると、ベンチの上に翅裏が純白の蝶が留まっている。見たことが無い蝶だ。翅の表は、黒地に鮮やかな赤。調べてみると、ウラギンシジミという。図鑑では「関東以西」とあるが、ここまで分布域を広げたのだろうか。
この蝶は、もしかしたら寒さに弱いかもしれない。ここで無事に冬を越せるだろうか。そんなことを考えていると、今度は丸太の上に赤トンボが留まっていた。本当に、夏ももう、終わりに近い。

私は、随分と前からその日の天気を知るのに、気象衛星画像を参考にしている。まったく天気予報が当てにならない状態になったので苦肉の策なのだが、見慣れるとこれが結構役に立つ。気象庁のひまわり(気象衛星)画像と、地域の予報天気を重ねれば、直近の天気は予測しやすい。農作業を組み立てるのに、やはりある程度の天気は知りたいところである。

だから今回の台風も、かなり早い段階(確か九州に上陸するあたり)で、台風でなくなっていたことを知っていた。渦の中心が完全に消失して、単なる低気圧に変わっている。しかし、ニュースや天気予報では、相変わらず台風、台風の連呼だ。しかも「過去最高」とか言っている。いつものとおりどこから引っ張り出したかわからない映像が、繰り返し流されていた。
本当に、いつも同じ手口だ(たぶんやってる方も、いい加減うんざりしているに違いない)。宇宙の法則に則れば、人々の意識が集まるほどに、エネルギーを集めて台風は大型化する。この世界(特に人間に関連したこと)に起こることの大部分は、実は人類の集合意識が作っているのだ。このことを知らない間は、確かに人間たちは戦争だ、異常気象だ、自然災害だと、面白いほどに翻弄され(実は自分たちの意識エネルギーを利用して創らされていた)、その本当の原因もわからずただ言われるままを鵜呑みにし、彼らの望むとおりに誘導されていた。
しかしそのことに気づいている人たちがもう一定数いて、その人たちの意識が今、事実上大災害を防いでいる。こうして世界中の自然災害も、紛争も、食料や経済危機も、見えないところで緩和されているのである。これが、彼らの思惑が実を結ばなくなった要因の一つになっている。
そしてこの「動じない意識」「平和・愛を希求する心」の力は、気づいた人たちが日々それに加わっていて、ますます大きくなっている。その勢力が、人類全体をソフトランディングの方向に引っ張っている。

意識をどこに向けるか、それが私たちの(個人としても全体としても)未来を決めているのである。例えば再び台風を例にとってみよう。確かにこの台風は人為的なものだろうし、その進路も、風速も降雨量も操作されているだろう。そこだけに意識を向ければ、私たちは事象の「マイナス面」にエネルギーを投入することになり、自ずと更なる大災厄化を推進してしまう(つまり発したエネルギーの性質が次の現実に反映される)。
でも逆に、現実の明るい面、ポジティブな面に焦点を合わせることもできる。例えば今、地球は自らを浄化している。私たち人間の身体が、体内の毒素を排出するのに「水」を取り込み循環させているように、地球もまた、その体内に溜まった「毒」(汚染物質やネガティブなエネルギー)を大量の水を循環させて浄化・排出している最中である。それが、具体的には大雨であり、洪水であり、海や河川の流れの変化となって顕われる。
また、くしゃみが体内の負のエネルギーを排出するのと同じように、大風や突風、竜巻などは地上のネガティブ要素を大きく拡散し、より広範囲の(地球の)自浄作用を活用できるようにしている。
これらの作用によって、地球は人類が蓄積させた「重いエネルギー」を、より短期間のうちに清算しようと努めているのだ。地球の子(人類を含めた地上の生きものたち)のために、母が母体を清浄に整えるようなものである。ここには大きな「愛」があり、憎しみや怒りは無い。

また他にもポジティブな面を見出せる。小さな災害は、この先おそらく避けようもなくやって来る「もっと大きな災害」に備えさせてくれるきっかけになるからだ。地球の抱えた負のエネルギーは、今後も、確実に、どこかで吐き出されなければならない。私たち人間の側は、きっと今以上にそれに備えることが必要なのかもしれない。
その意味では、「コメ不足」にも同じことが言える。これも、この先を安全確実に乗り切るために、準備を促す合図や警鐘として宇宙から贈られた現象かもしれない。またこれに目を向ければ、いかに政府や社会構造が理不尽に民衆を苦しめているかが、誰にも容易にわかるのだ。それが、今まで騙され続けてきた人たちにさえ、既存の社会体制のあり方に疑問を持たせてくれる。
この際、それが起きた原因がなんだったかは関係ないのだ。コロナとまったく同じである。あの事件が契機となって、実に多くの人々が目覚め始めたのだった。私たち人間は、自分が苦境に立たされないと、なにも変えようとしないものである。

ただここでひとつ注意点がある。来るべき変動に対する準備と言っても、「準備=コメの備蓄only」ではないということだ。今起きている波動の上昇(これが変動の大本の原因である)に乗るためには、なによりも自分の「手放し/統合」を進めて「自己の波動領域を高める」ことが重要なのだ。これが、すべてに対する根本的解決策である。これを怠って、「備蓄」だけにしか目を向けなければ、かえってエゴに勢いを与えて、逆に波動を低くしてしまいかねない。
波動の高い領域では、たとえどのような状態になろうと、その「愛の割合」に応じて、自然と人々は助け合うのである。この状態になれば、実際なにが起ころうと問題にはならない。そこにはエゴ(執着、我欲、損得勘定、打算、恐れetc.)を外した人たちが集まっている。自分もその仲間になればいいのだ。そうでなければ、(いくらお金やモノを持っていたとしても)おそらく下剋上の世界に身を置いてしまうだろう。
今まで洗脳された思考体系によって、低い次元のものの見方しかしてこなかった私たちには、今まさに、このような違う角度、違う視点で物事を眺めることが必要になってきている。

蝶と言えば、「バタフライ効果」と呼ばれるものがある。これは元々はある気象学者が言及したもので、「ブラジルの一羽の蝶の羽ばたきが、北半球に竜巻を起こさせる(?)」という内容のものだ。この論については、いまだ確たる証明に至っていないようなのだが、これを「意識」という分野で捉えてみれば、非常に核心を突いた言葉とも言える。実はこれは「常に起こっていること」なのだ。
私たちはひとりひとりが、自らの意図(思考)を使って、自分(独自)の世界、自分(独自)の宇宙を創っている。ふたつと同じものは無い。悪が席巻する宇宙もあれば、二元性が統合されて波動が高い宇宙もある。どこまで細分化してもそのようなバリエーションは必ず存在するし、その中でも「なにに意識を向けるか」で更に異なった世界が生まれる。つまり私たちひとりひとりが、「自分仕様の宇宙」を創っているのである。
そしてその総和が、人類共通の現実となり、タイムラインを形成する。この仕組みの中では、もしひとりがそれまでの意識を変えたならば、全体意識の「土台」を変えたことになる。これは非常に大きなことなのだ。個々の意識は集合意識として繋がっているから、一人の変化は全体に波及する。一人が恐れを克服すれば、今まで怖れることしかできなかった人たちに、その新しい「視点」を提供することになる。これが、意識の「バタフライ効果」を生むのである。

こうして、始めは覚醒した人々はたかだか数百万程度だったのが、やがて数千万に、そして数億規模にと広がり続けている。「意識は繋がっている」からだ。ポジティブな意識は「集合する性質」を持っており、それが地球の波動上昇と相まって爆発的な拡大を見せている。そしてやがては「ある閾値」を超えたところで、更に飛躍的に拡大するという。一気に地球上の一割、二割、またはそれ以上の人々が覚醒する可能性があるというのだ。私たちはもうそのラインに、達しかけているという。
どのタイミングで、どのような形でそれが顕在化するかはわからない。年内のことなのか、または来年7月のことがそれなのか、あるいはそれは水面下で、既に起きているのかもしれない。

なんにせよ、この先嬉しいことばかりのようだから、それに目を向けよう。
暑さも和らいだなと思ったら、いつしか蝉の声もめっきり少なくなって、入れ違いに秋の虫の音が賑やかになった。朝晩の涼風が心地よい。災害もまた、新築住宅の地ならしのようなものだ。酷暑も過ぎてしまえば、いい思い出になる。
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