アグリコ日記

岩手の山里で自給自足的な暮らしをしています。

父なる海の教え

2005-04-22 07:07:54 | マルダヌキ物語
ヤマトはきれいな長い毛をした黒猫です。

今日は初めて海に、魚を捕りに行くのですね。
ヤマトは魚が大好物なのです。

          *        *        *

「じゃあ、行って来るよ!」
「気を付けてね。美味しい魚、待ってるからね。」
「うん、今日は魚のフライだよ!!」

ヤマトとマルダヌキはみんなの声援を受けながら、海に漕ぎ出しました。



「なんだかこの船、今にも沈みそうだわネ・・・」
「いや・・・今にも飛び立ちそうに見えるけど・・・」



こうしてふたりは広い大洋の真ん中に着きました。見ると海の中には大小さまざまな魚がたくさん泳いでいます。
「よし! この辺でいいだろう!」

「さあ、やるぞぉ~~~!」
ヤマトは銛を構え、マルダヌキは海に釣り糸を垂れました。

その時海から大きな魚が・・・



・・・・・・・

「うぅ~~~~ん・・・うぅ~~~ん・・・」
「おい、マルダヌキ。いったいなにがあったんだい?」
「ええと・・・なんだか大きな魚が出てきたような・・・」




(あぁ・・・魚に食べられちゃう~~~~・・・)





ヤマトはこうしてまた一歩、たくましく成長して行くのでした。




(ふん! アタシは実は、か弱いオトメなのヨっ!)
・・・おい、おい、マルダヌキ・・・





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2 コメント

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2コマ目で吹き出しました。 (あん♪)
2005-04-23 20:53:37
「なんだかこの船、今にも沈みそうだわネ・・・」

「いや・・・今にも飛び立ちそうに見えるけど・・・」



いいっっ!



もう、ホント、大好き!
返信する
嬉しいです! (agrico)
2005-04-24 17:32:43
このギャグに笑ってくれないと、一挙に自信を失くすところでした。



実際のヤマトは猫家一家の大黒柱だったんですが、ちょうど1年前に家を出てしまいました。

でも今でもこうして私の中に住み続けているんですよ。

マルダヌキ物語の登場人物は、どれもこれもみんな思い出深いものたちばかりです。
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