【第三場 ダイオキシンはどこから来た?】
ばっちゃ「なんたら!そんだら恐ろしい薬を、そごらの山さ撒いだっつのすか!」
サトシ「営林署の職員は、なにも知らなかったらしいよ。ただ『よく効く熊笹の除草剤』くらいにしか聞いていなかったって」
じっちゃ「政府も悪いが、業界の奴らもひでえなあ!したらば、オラだぢ百姓は、なんにも知らずにダイオキシン撒いでだってことか!」
ばっちゃ「しかも田んぼや畑になあ」
じ . . . 本文を読む
【第二場 日本に撒かれた枯葉剤】
じっちゃ「ぬぬ・・・なるほど、枯葉剤ってなあ、おっとろしいもんだな」
サトシ「だろ? ダイオキシンって植物から動物へ、魚からそれを食べた人間へと受け継がれてって、最後には人間の皮下脂肪に溜まるそうだよ」
じっちゃ「そんで生まれてくる子が奇形になるってのか」
サトシ「そうさ。ダイオキシンが、母親から胎児へと移ってくんだね」
そこへ向こうから声が聞こえる。
ばっち . . . 本文を読む
【第一場 枯葉剤ってなに?】
梅雨を迎え、ぐいっと勢いよく背を伸ばした稲をかきわけて、じっちゃんがひとり田の草を抜いている。四つんばいの姿は見るからにしんどそうだが、そこは老いたりとはいえ長年鍛えた丈夫な足腰、休まず弛まず前に進んでいく。汗ばんだ背中を、緑色をした初夏の風が撫でていった。
【ナレーション】3年前に「環境を守る」意識に目覚めたじっちゃんは、若いもんの未来のため将来のために美しい . . . 本文を読む
前回の記事で言及した「サラの日記」ですが、サラさんが心臓発作で倒れ緊急入院し、その後自宅安静となったゆえに一時交信不能となったようです。これには、石垣市長・大浜長照の彼女に対する恫喝(脅迫かもしれない)と、ネットを経由した多数の誹謗中傷がその主な原因ではないかと思われるのですが、その辺の経緯については、当の「サラの日記」で各自確認してください。
以下は「サラの日記」からの一部引用です。
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それは2002年9月16日未明に行われた。今から7年前の話である。
現時点も任に就く石垣市長・大浜長照が、部下である女性市職員に対して「政・官・民」共謀による性的暴行を加えたという事件である。それが事件後7年を経て被害者もようやく重たい口を開き始め、近日ブログやネット上で忽然として話題となっている。
「石垣市長レイプ事件」。概略は「驚愕!組織ぐるみの市長の犯罪 - 狼魔人日記」によくまとめら . . . 本文を読む
この書き込みは、ほぼ今から2年前Yahoo!掲示板「中国の半日デモ」に貼り付けられたものである。あまりに驚愕の内容なのでもし知らなかった人はこの機会に一読してみてほしい。
当時、民主党は4月の統一地方選挙、7月の参議院議員選挙と大勝を重ね、ついに参議院での与野党の逆転を果たして沸き返っていた。老廃化した自民党政権がその基盤を崩された第一歩である。
その折に某所(一部には『在日専用の会員制サイ . . . 本文を読む
最後に肥満が精神に与える影響について述べておこう。
人間は、自分が太っているか痩せてるか、背が高いか低いか、顔形はどんなか、思いや行動はどうかなどによってセルフ・イメージ(自己像)を作り上げている。その中で過度の肥満は、それが自分の意志の弱さが招いた結果であるがゆえに、著しくセルフ・イメージを貶める要因となってしまう。特に男女ともに過肥満は美的とは受け取られないために、自己の異性に対する自信の . . . 本文を読む
次に、肥満と肉食の関係について述べる。
肥満は理論的には、過剰なカロリー摂取、栄養のアンバランス、運動不足などによって起きるものなのだから、肉を多く食べるかどうかとは直接的な関係はなさそうに見える。しかし実際には伝統的に、肥満は肉を多食する先進国に多い。なにやら「先進国⇒経済力があって生活レベルが高い⇒肉の多食と飽食」となる図式が見えてきそうだが、しかし伝統的に米と菜食を基本とする日本などは、 . . . 本文を読む
タバコに関連してもう一言だけ付け加えよう。以下は、山梨大学医学部の山県然太朗教授が妊婦喫煙と肥満の関係について調査した内容である。
妊婦の体が子どもの肥満に与える影響について
調査によると、女性が妊娠3ヶ月の時点で喫煙していると、10歳の子供が肥満である確率は非喫煙の場合よりも約3倍高かったとのこと。また、妊娠中に規則正しく朝食を取っていない女性の子どもも、2.4倍の高確率で肥満になっていた。 . . . 本文を読む
次に肥満と人生との関連性を見てみる。と言っても、太れば異性に相手にされなくなるから世の中暗い・・・などという卑近な話などではない。もっと着実にして明確に、肥満が人生における将来の可能性を決定付けるメカニズムをここでは述べたい。そのためにはまず便宜的に、例えば喫煙のことなどを取り上げてもいいかもしれない。
太った人がタバコをくゆらす、このような情景を、誰しも街角のそこここで見た憶えがあるだろう。 . . . 本文を読む
前出の千島博士はその著書の中で、世界各地や歴史上のさまざまに異なった生活環境での事例を挙げて、人間の生体は食物の種類や量に非常な弾力性をもって適応し、生命を維持できるようになっていると述べている。その上でただし、その適応性にもおのずと限度があって、極端な欠乏や過剰はやはり病気の原因となるとも付け加えている。
ところで私は猫や犬、鶏などを飼っていて思うのだが、彼らは日常の食餌量が少ないことに対し . . . 本文を読む
ところで肥満は、決して望ましいものでも人間として唯々諾々と許容できるものでもない。実は肥満は我々ヒトの個体と種の存亡にとって、とてつもない負の推進力を持っているのである。肥満が生命に及ぼす影響を、まずは「ガン」を例に取り上げて見てみよう。
肥満度を表す数値のひとつに「BMI」(Body Mass Index)というのがある。これは、
体重(kg)÷身長(m)2
で表される。このBMI値が22と . . . 本文を読む
今からおよそ500万年を遡り、類人猿から猿人が分かれてこの方を俯瞰しても、ヒトという種族に「肥満」という状態はなかった。
3500年前に成立したと言われるギリシャ神話の世界には、一人として肥満した神は出てこない。旧約聖書も、日本の神話にも然り。元来肥満は生物にとって非健全・病的で特殊な状態であり、いのちの循環という観点では過度の摂食行動によって数多の生命をないがしろにするものである。よってどの . . . 本文を読む
人間魚雷「回天」は、それまで主に駆逐艦に搭載されていた超大型魚雷「九三式三型魚雷(通称「酸素魚雷」)」を改造して作られた。乗員一名。炸薬量1.55トン。正確に命中させれば一撃で戦艦を撃沈できる力を持っていた。提唱者・黒木博司大尉は、これを「天を回らし戦局を逆転させる」との意味で「回天」と名付けた。
戦局も終盤に差し掛かった1944年以降、回天は約400基が製造されている。潜水艦の甲板に搭載され . . . 本文を読む
競泳選手で名高いマレー・ローズ(Murray Rose, 1939年英国生まれ)は、幼い頃ひ弱であったという。彼は1歳の時に、両親とともにオーストラリアへ移住した。
彼の両親は病弱なわが子を育てるに当たって、肉食を禁じ、健康な土壌で栽培され有害な化学成分を含まない自然食品のみを食べさせるよう努めた。それとともにマレーが13歳になった時に水泳を習わせた。彼は毎日1万5000mを泳いだという。
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