残念ながらこの祭りでは、どこかのパンメーカーとは違い「おしゃれなお皿」はもらえません。悪しからず。国内での悪評から逃れるように、遠くドイツで活路を見出そうとしたのだろうか。神出鬼没の上杉隆氏が、煽りの花火を打ち上げた。ドイツの放送局でのインタビュー、この放送局がどれだけの影響力があるのか分からないが、彼が打ち上げた花火はやはり毒煙に咽せていたのは確かだ。たとえばこんな発言だ。
1、フクシマの3号機の爆発の写真ですが、これは、おそらくヨーロッパではかなり知られている写真だと思います。しかし日本ではそうではないのです。事故から1年経った今でも、これはマスメディアにはまだ許可されていないのです。いまだに日本政府もマスコミも、あそこでは爆発などなかった、と主張しているのです。この写真を公に見せてしまえば、矛盾が明らかになってしまうからです。
2、これまで、少なくとも12万人の人間が被曝し、6人がなくなり、10人が怪我をし、そして60人が行方不明となっています。これは、日本のマスメディアでは報道されない、政府が発表した数字です。そして政治的にも司法的にも、誰または何がそれぞれ原因または原因を引き起こした責任者なのか、ということを調べるための、なんの調査も行われません。
3、フクシマでの放射能測定値が不正操作されていることを取り上げた。「表面の土をまず掘り返して両側に積み上げ、それから測定地点を何度も水で洗い流します。」それからガイガーカウンターのスイッチを入れるのだそうだ。そうすれば計測器はほとんどなんの数値も出しはしない。
1に関しては、テレビで3号機が爆発したという報道に接して我々一般日本人は事故の深刻さを知ったはずだ。上杉氏のいっている意味が全く理解できない。
2の数値も全く初耳だ。これだけの数値であればどこかの煽り週刊誌が取り上げたはず。ただ12万人が被曝したというのは上杉氏に珍しく極端に少ない数字だ。正確には「数千万人規模で被曝した」というべきだ。東北関東全域に放射線の影響が及んだのだから。ただし、低濃度汚染のため、福島の避難民を含めて健康被害が報告されていないとすべきだろう。
3の線量検査に対する上杉氏の疑念には笑ってしまう。こんなマドロッコしい方法を定期的にするのだろうか。土をそのまま放置しておけば、市民が不審に思うし、それを気付かれないようにまた土を戻すのだろうか。
上杉氏の嘘・捏造はこれに留まらない。日本で相手にされなくなったからといって海外に煽りの活路を見出さないで欲しい。自分も含めて世の中役に立たない人間は多いだろうが、少なくとも害毒をまき散らすことを良しとしない理性を持ちたいものだ。
ところでこうした上杉氏の煽りへの疑念は相当一般的になってきたようだ。かつての盟友江川紹子さんのTwitterでもそんな彼の軽はずみな言動に不信感を示している。さらにネット上ではその批判は花盛りだ。タイトルを「盛況中」としたのは実は逆の意味でした!?
*誰かが指摘してたけど、信者だけ騙してメマガで稼ぐビジネスモデルなんだろうね。だとしたらこれからもデマ発信は止まらない。彼にとっては単なる飯の種だから
*ここまで来ると上杉氏は虚言癖を伴う精神疾患の可能性が高い。周囲が精神科に連れていって診察させたほうがいいのでは。
*え、え、え、もう酷いとか言うレベルでは・・・。上杉さんの「仮想日本」を国外で話さないで欲しい。誰か、この方の口を縫いつけてください・・・
*江川紹子さんがズバリ聞いてるようなことを、お仲間だったりお友達だったりがきちんとやってくれればいいんだけど、そういうのが無いからあの界隈は信用する気になれない
*自由報道協会のメンバーはこのまま放置プレーを続けると、メンバー自身が上杉氏と同類とみなされると思わないのだろうか?
などなど、その声のかまびすしいこと際限がない。各々の声が痛快ながらも核心を突いている。原発事故から1年以上経ってネットの様相も徐々に変化してきたようだ。事故直後の反原発のおどろおどろしい「証言」は、もはや神通力をなくしていると思う。これからもっと事実に裏打ちされた冷静な原発論議が行なわれていくものと信じたい。
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