粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

沖縄左翼「マリーンアウトおじさん」

2014-09-24 20:42:35 | 沖縄の虚像と実像

沖縄普天間基地大山ゲート前で早朝嬌声が鳴り響く。(動画38分辺りから赤い棒を振りながら白い髭の老人が「マリーンアウト!(海兵隊出て行け)」とそこを通過する車に向かい叫び続ける。反対の手に「NO OSPREY」の横断幕を広げながら。この人物、その名のとおり「マリーンアウトおじさん」と一部の人から呼ばれ有名なようだ。彼とともに絶叫する仲間がいて朝の基地前は騒々しい。

沖縄観光の新名所?一見の価値有り!このマリーンアウトおじさんの他に、年金男、デビルおばさん、おたふくおばさん、チョウセン人さん、ハナゲ爺、ハイジさんなど多士済々だ。なにやら琉球妖怪の宝庫とも思えてくる。どこか怒りを通り越して哀れみさえ感じてしまう。

「沖縄の声」というネット放送で紹介された沖縄左翼の実態だ。キャスターのボギー・テドコン氏によれば、平日朝5時半から7時半の2時間十数人が普天間のゲート前に集まって反基地、反日、反米、反自衛隊などの左翼的スローガンを叫び続けているという。彼らは60代70代の高齢者ばかりで、官公労の組合員(一部OBの年金生活者を含む)のようだ。

彼らの活動を指導しているのは本土の団体であって、ここから毎日手当が支給されているという。2時間で3000円程度らしいが、本職の公務員として給料をもらっているので月数万円になる手当はおいしいアルバイト収入になる。

彼らはこうした絶叫ばかりでなく、米軍兵士はおろかその家族に対して差別的な罵声を浴びせたり、基地のフェンスをけばけばしいメーッセージ付きのリボンで汚したりしている、これは紛れもないヘイトスピーチになるが、沖縄の警察は取り締まりに消極的だ。さらに、沖縄のマスコミがこれを批判するどころか奨励する傾向さえ見られる。

実際周辺住民からはその騒々しさからクレームが絶えず、彼らは地域から完全に浮いた存在のようだ。基地反対、沖縄の平和を叫びながら、沖縄県民ばかりか県外観光客にとってかけがえのない静寂な朝を破壊する沖縄左翼を見ているとやりきれなさばかりが残る。

そんな殺伐とした光景だが、一筋の光明が最後に差し込んでいるのが救いだ。彼ら沖縄左翼の絶叫の中、ただ一人これに異を唱える老人がいた。一見彼らと同じ風情で見えて実は真逆の人物だ。お遍路の菅笠をかぶり、そこから顔を隠すほどのプラカードが数枚掛けられている。

その一つには「世界に誇れる第9条だったら中国と北朝鮮に薦めたい!」書かれてある。このフレーズ、沖縄左翼(中国や北朝鮮をなぜか批判できない)にはまさに目を塞ぎたくなるビーム光線のように痛い文句であろう。ノーベル平和賞もぶっとぶ破壊力だ。この人、無言を決め込んで沖縄左翼の中でしっかり自分を誇示している。それこそ本当の平和だと言わんばかりに。新しいトレンド?頑張れ菅笠おじさん!