粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

旭日旗と韓国人

2014-07-11 13:44:10 | 厄介な隣国

山本晋也監督といえば「ほとんど病気」という昔の流行語を思いだすが、最近の韓国での日本叩きは「ほとんど」どころかもはや病気そのものといってよい。

本日の報道によれば、まずソウルのロッテホテルで開かれる予定だった自衛隊創設記念日のレセプションがホテル側の意向で急遽鳥取りやめになった。昨年までは何の問題もなく行なわれていたが、今回韓国の新聞が、最近の日本政府による「河野談話の検証や集団的自衛権行使容認」といった動きと絡めてこの行事を批判的に報じたことでホテルに抗議が殺到したということだ。

また同じくソウルの「戦争記念館」で12日から開催予定だった日本の人気アニメ「ワンピース」の展示会も取りやめになった。旭日旗に似たデザインが原作に登場しているのが問題視されたようだ。旭日旗は韓国では戦前の日本軍国主義の象徴とされており、これまでのスポーツなどの日韓大会でもその使用を巡って軋轢がしばしばおこった。

どちらも最近の反日感情の高まりがその背景にある。ただ反日感情といってもここ2,3年の話で、ほとんど「仕掛けた」のは韓国側である。ウィキペディアによると日本の旭日旗が韓国で問題になり始めたのは2011年からだという。それもサッカーの韓国人選手が、日韓の試合で日本を侮辱する行為で騒ぎになったのが発端だ。その理由として日本の応援席で旭日旗があったことに選手が憤慨したとを口にし、それが韓国では同情的に扱われた。

それまでは韓国では旭日旗が問題になることはなく、まして「日本軍国主義のシンボル」などという認識もほとんどなかった。実際、旭日旗は今でも陸上や海上の自衛隊旗として使用され世界では一般的な旗として認知されていた。それが一つのサッカー試合で急に槍玉に上がるのは理不尽というしかない。それはここ2,3年の急速な日韓関係悪化が原因としかいいようがない。

世界で旭日旗を日本軍国主義のシンボルなどとクレームをつけるのは韓国だけである。同じく反日の親玉である中国もこれを問題にしたという話を聞いたことがない。まして日本が直接闘った米国や戦場になった東南アジア諸国がこの旭日旗に異議を唱えたことはなく自衛隊旗として当然のように通用されている。

ひとり突出しているのが韓国であり、それも韓国政府が奨励している感じさえある。もともとマスコミ自体は反日だが、本来ならば政府がマスコミやそれに躍らされる国民に自制を呼びかけるのが普通である。それを逆に輪をかけてけしかけるに至っては何をか言わんやだ。李明博前大統領の竹島訪問と天皇陛下への謝罪要求、そして朴槿恵現大統領による歴史認識を巡る執拗な日本叩きが何よりも根源だ。

先の旅客船沈没事故で韓国は一見華々しい近代化の陰で、規範を軽視する歪な国民の精神構造が指摘された。特に自分で責任を取らず敢えて他人に転嫁する無責任体質だ。政府、マスコミ、一般国民にいたるまでその病理を抱えていて展望が見えない。韓国民が相変わらず、こんな日本叩きにうつつを抜かしている間は病気は癒されるどころかますます悪化していくだろう。

 

追記:なぜか朝日新聞の社旗は韓国では黙認されている。まさにこの社旗は旭日旗そのものではないか。聞くところによると、朝日新聞は慰安婦問題(捏造)を世界特に韓国に拡散させた「功労者」だから、特別待遇されて(大目に見られて)いるとか。

旭日旗スルーの沙汰も記事次第