粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

NO NUKESヌード

2013-01-27 00:17:15 | プロ市民煽動家

38歳でこの肢体、どうなんだろう?フライデー「千葉麗子決死の反原発ヌード」まあ、ある程度自分の裸に自信があるからこんなグラビア雑誌に出たのだろう。反原発著名女性とはいっても、落合恵子氏や香山リカ氏ではとてもお呼びがかからないだろうが。失礼!

胸や局部を「NO NUKES」(反原発)と印刷された黄色いベールで隠している。こういうのをメッセージ性があるというのだろうか。よく欧米で動物愛護を主張する女性活動家たちが、毛皮コートなどの不買運動を訴えるためにヌードを披露する話を聞く。しかし千葉女史のヌードはそれほどの切迫感を感じない。「決死」どころかどこか拍子抜けで「ダラケた」感じがするのは自分だけであろうか。

おそらく、このヌードグラビアが1年前に出たなら、物議をかもしただろう。きっと反原発側からも「不謹慎」と非難されたのではないか。とてもこのヌードが反原発運動を喚起するどころか、軽薄さばかりが見えて運動のイメージダウンになった気がする。

逆に今だからこそこんなヌードも大目に見られるといえる。要するに今、反原発運動も一時の切迫感を失い、ある種ファッション、エンターテインメントに変節してきたのではないか。雑誌社でもそんな空気を察してOKサインが出たのだろう。

しかもフライデーお得意の袋とじだ。そこに「メッセージ性」はない。読者の性の欲求を高める商品効果を目論む雑誌社のあざとさしかない。あの究極の原発煽り報道で世間の顰蹙を買った講談社。今は昔、反原発も娯楽の一部分になった。これを商魂というのだろうか。

千葉麗子女史も「決死」とはとてもいえない。彼女は「売名行為」を否定するだろうが、本人の意志とは関係なく、端から見るとそれだけの結果に終わってしまった。かつては電脳アイドル、今は盛りを過ぎた反原発ヌードルとして名を馳せる。花の色は移りにけりな…、本人の花の色はいかに?