先日 東京新聞のオリコミで商店会の店の催しの案内があった。その中にこの店の名があった。総武線の駅から少し離れているし出口の方向が違うので
この店の事は全く知らなかった。某日いまやっている歯の治療が午後一時前に済んだ後、ふと思い立って店に向って歩き出した。
商店会とは言ってもこれが商店かい?という もういまや寿命が尽きる寸前の商店街の懐かしい感じの街並みの通りに店はあった。
お客さんは現下の情勢を考えた空間が取れるいい感じの間合いで座っていて、人数もちょうどいい加減で出ては入ってくる。
地元の食堂のような感じの存在だがネットで事前に見たらラーメン通には知られた店の一つらしい。
担々麵は好きでもう何十年も神戸の三宮や神田や錦糸町などでも食べてきたが、出てきた担々麵はそれまでとは少し違う顔をしていた。
いつものようにまずスープから飲んでみる。ウン?旨い。次に麺、これも固くもなく柔らかくもなく
口の中で静かに存在感を拡げる。
気が付くとスープも全部レンゲで掬って底まで飲みほしていた。
町中華のラーメン屋さんの担々麵は初めてだったが麺もスープも調理も手抜きなく、ひたすらなお二人の勤労が
古き良き日本の個人飲食店の空気をしっかり持ちつつづけていた。
老夫婦お二人でやっているこのお店は、お父さんの体力と気力が続く間は存在するだろうがさていつまで・・。
「おいしかったです」と、支払いの時おいしかったらいつもお店の人に言うように、今回も奥さんとご主人に声をかけて店を出たが
お二人から返ってきた「ありがとうございます」という声と「満面」の笑みが、こちらのお腹と心をほっこりと温かくしてくれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0712 30分エクササイズ フルセット完。 歩行数 2995歩 1.8㎞。