あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

4月1日 

2011-04-01 | 国際・政治

4月1日新年度がスタートする日の空は、憎いばかりに青空が広がっていました。仙台市役所の定期異動は1ヵ月後に。都道府県と政令市の統一地方選挙の告示日に、岩手・宮城・福島県と仙台市は未定の延期で002す。本来であれば、告示後の第一声に立ち自身4回目の決戦に挑む日でした。

泉区の災害ボランティアセンターも知れ渡り、受付の9時前から学生を中心としたボランティア希望者が多数来場し、グループに分かれて要請先に自転車でむかいます。要請先からは感謝の声が届いています。

001 被災者が1ヵ所で相談できる相談窓口が市役所本庁舎の8階ホールに開設されました。住宅、生活支援、子供/学校などに分かれて相談できます。数ヵ月にわたって開設していく予定です。ご利用ください。

会派総会にて、各派代表者会議の内容について会派で確認しました。復旧に予算を集中させる中、議会としても歳費や政調費を減額しようというもの。国会議員は早々と決定しています。被災地の議員としてどの水準に減額させるか、会派間の調整にはいろんな意見があります。

期間を決めた減額としても、いずれは戻さずに定額となることが前提であると私は思います。復旧に向けた財源の生み出しには、議会も市役所も先ずは人件経費の削減を率先垂範しなければなりません。賞与についてもどうするのかと私は問いました。

一方で、市役所職員の残業代がどんどん膨らんでいるとの意見あり、議会経費の減額分が職員の残業代に消えるようではなりません。市役所労働組合を擁護する2会派の出方にも注目です。

また、会派総会では、市長が記者会見して発表する「復興基本方針」について、多くの意見がありました。「安心」「協働」「絆」などの聞こえの良い言葉が綺麗に並んだ基本方針の文面には、この大震災への切迫感や緊張感・危機感が薄いのではないか、「基本計画」の文言を前提とした「復興方針」ならば大きな誤りであるなどでした。

未曾有の大災害の被災者である私たちは、復興への歩みの中で、元に戻ることを第一として追求していくべきなのでしょうか。戻したくとも戻れないことは少なくないと思います。新たな価値観(モノ、お金、自由)へ反転することが問われている今回なのだと私は考えています。


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