あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

東西線沿線整備調査特別委員会他都市視察・富山市

2009-11-10 | 国際・政治

「東西線沿線整備」調査特別委員会の県外視察で富山市を調査視察。以下に、本日の調査内容を私のメモにて紹介します。

アルプスの麓の県都・富山市では新型路面電車を市内に導入し、沿線のまちづくりを進めている事例を調査して参ります。

富山市役所七階議会棟にて、議会事務局長にお出迎えいただく。富山市議会五本幸正議長は全国市議会議長会の会長であられ、実は私は今年議員10年表彰を五本会長名で頂戴しています。

「富山市のコンパクトなまちづくりと中心市街地活性化・公共交通を軸とした歩いて暮らせるまちづくりの推進」
都市整備部中心市街地活性化推進課より説明を受ける。

091110_130854_2六年前に7市町村の合併により新生富山市が誕生。人口42万は県人口の四割にあたる。
市街地の外延化により富山市は最も人口低密度の県庁所在都市となった。中心市街地の人口減少が進み郊外化が進行。
一世帯あたりの自家用車保有台数は全国二位。(一位は隣の福井)通勤用に八割が自家用車を利用。
公共交通機関の利用者は激減傾向にあった。車が無ければ生活できないまち。
「コンパクトなまちづくり」推進へ舵を切る。「お団子と串の都市構造」串で結ばれた徒歩圏づくりへ。 同様な青森市のまちづくりとは異なる方向で。
091110_144229_2 平成26年北陸新幹線の開業に向けてJR富山港線をLRT化。全線7.6Kの区間600メートル毎に駅を設置。軌道は芝生と樹脂固定軌道。
市民・地元企業からの協力と支援を受ける。駅名のネーミングライツや市民基金の設置
富山ライトレール株式会社スタートによって従来より乗客数が平日二倍、週末は四倍に激増。
またJR高山本線の活性化社会実験(パークアンドライドやトイレの整備等々を進め)によりJRm10%の乗客増員。

19年2月に「中心市街地活性化基本計画」を策定。以下三本柱(いずれも五年間の数値目標を設定)
1.公共交通の利便性の向上 路面電車乗車数を30%増
2.賑わい拠点の創出 歩行者通行量を30%増
3.まちなか居住の推進 居住人口を10%増。但しここは厳しい状況

その他現在展開中の各事業
・市内電車環状腺化事業
・富山駅周辺地区土地区画整理事業  駅の高架化により南北道の建設
おでかけ定期券事業 高齢者は市内全域どこからでもバスを100円で利用できる。
・総曲輪(そうがわ)フェリオ南地区再開発事業
091110_141218_2 ・グランドプラザ整備事業 15億円大屋根を設けた全天候型空間が賑わい拠点に。
・プラザ内で「エコリンク事業」アイスリンクに代わる特殊プラスチック板の上を靴で滑る。
・まちなか居住推進事業「真ん中で暮らそう」定住密度の向上を目指す

説明の後、グランドプラザへ現地視察。LRTに富山駅北口から乗車し、富山ライトレール株式会社の車両基地も調査しました。


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