あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

予算委員会10日目 企業会計に入りました

2012-03-14 | 国際・政治

予算委員会10日目 企業会計に入りました。

下水道事業会計では
・ゲリラ豪雨対策と簡易型雨水調整池(プラスチック製)の整備、榴ヶ岡小への整備について
・南蒲生浄化センターの復旧スケジュール(平成27年度末)について、113年の歴史を誇る本市下水道

交通事業会計(市営バス・地下鉄)
・車椅子対応車両の導入計画、リフト付きバス、ノンステップバスの導入、バスちかサポーター219人の活用について
・東西線工事の進捗と需要予測の見直し、水族館等集客施設の誘致について
・自動車運送事業経営改善計画の見直しについて、中古バス車両の導入、職員の採用、公営企業会計制度の改正について、IC乗車券の導入と資金不足解消
・バス事業の管理委託の推進を求める

ガス事業会計
・港工場の被害188億円、被害対策と想定、自己資金20億円と災害復旧事業債83億円について、地方公営企業会計制度の改正につともなう事業経営への影響について

・民営化推進室の年度内廃止と民営化推進の堅持について、ガス局出資2社の100%株式取得の目的と妥当性について、エネルギー供給事業者としての時代認識について

病院事業会計
・市立病院外来の約20%は市外からの外来患者であり、泉区、宮城野区からは10%未満となっている状況について
・新市立病院の開設と市内5区内の病院ベット数の偏在(人口10万人あたり
青葉1310、宮城野1065、太白924、泉363、若林350床)
について
・市立病院の理念と新病院への事業管理者の決意について

上下水道、ガス、市バス、地下鉄、市立病院は、公営の企業となっていて、市からの財政支援をうけつつ独立採算で経営しています。これら地方自治体の公営企業の会計制度がより独立性の高いものに改められるため、その影響は大きく、各事業は経営効率性をより求められることになります。その点、議会も今後、公営企業の経営効率についてもっと目を光らせていかなければなりません。

また国内最大の公営ガス企業(顧客数35万世帯の仙台市ガス局)については、再び民営化に向けた取り組みを求めていく立場です。

本日最後は新市立病院の移転にともなう、市内各区の入院ベット数の比較論議でした。仙台市立病院は宮城県下の中核拠点の公立病院としての使命があり、そのため国からの交付税措置あり、仙台市民以外の市立病院利用率を取り上げたり、市内5区のベット数は泉区と若林区が少ないのは医療基盤の不均衡であるかのような、議会第一会派の中堅議員の主張は議場の失笑をかっていました。

明日はいよいよ11日目の最終日です。各会派からの総括質疑をおこない、最後に委員会決定を行います。我が会派は日下代表が、会派残時間22分を使って質問に立ちます。
委員長として最後まで円滑な審査運営となるようがんばります。