あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

予算委員会3日目は大雪でした。

2012-03-05 | 国際・政治

012大雪の朝月曜日。議会まで大渋滞2時間の道程。通学路は雪かきしても、また白くなり。午後からの雨予報に、この雪が流れることを祈るが、足元はザブザブの市内各地に。

予算委員会は3日目に入り「健康福祉費」の継続審査。質問の概要を紹介します。

障害者福祉センターは青葉区だけ未整備だが平成17年以降延び延びになっている。いつ整備するのか。また震災時に在宅人口呼吸器利用者が九死に一生を得た。自家発電設備を各福祉センターに整備する予定は。

・国の復興支援員制度を本市でも仮設住宅居住者のケアに活用すべき

・在宅介護を続ける上で訪問看護の役目は大きいが被災地特例措置の一人訪問看護事業所を本市は申請しなかったのはなぜか。

ひきこもり家庭の把握と相談窓口などの対応体制について、障害者支援と教育相談との双方で対応するガイドラインの見直しが必要。

・震災後即座に開所した公立保育所を評価して保育所の民営化は撤回せよ。

・袋原コミュニティ児童館は利用希望児童が溢れているので対処を。児童クラブの有料化は止めるべき。

・国民健康保険料の負担感がますます増大しているが保険者に対して問う。国保運営協議会の運営上の課題と公益代表として市議が委員になっている点。

010・介護保険料の大幅な上昇は今回、介護職員処遇改善交付金が廃止され介護報酬に組み込まれたからでないのか。

敬老乗車証の負担金免除措置は今年度末終了とせずに継続すべき。

・被災者の心のケアと「こころの絆センター」運営体制について

・災害時医療のあり方と市医師会との着実な連携について

保育所の入所選考過程は透明化し、選考結果には丁寧な説明を

せんだい保育室は質の向上をはかり、保護者負担は認可保育所並みにすべし

以上のような質問がありました。賃金収入が下がっている中で、負担感が増大している国民健康保険と介護保険はこのままでは制度存続が危ぶまれます。政治の責任です。

復興の道程の中、心のケア、ひきこもり対策も大きな課題として善処していかなければならない問題です。また、保育所は確かに震災直後から開所して現場では相当に頑張りました。だからと言って保育所は私立は駄目、公立でなければならない理由はありません。

本市の高齢者福祉は高齢者に冷たく予算を増やせと毎度唱える会派があります。子育て支援も、障害者施策も生活困窮者対策も、すべて福祉予算が足りない怪しからん冷たい仙台市だと主張しています。ならばそれだけの財源を現実的にどこから調達して現実に出来るものなのか一度実際自らやってみて、と委員長席から診ました。

Dsc_0998_3 本日の最終バッターは小野寺健議員。自らの体験を元に保育所待機児童問題に熱弁を振いましたが、市長から、民主党政権下での子ども・子育て新システムが未だ具体に自治体に降りてこないが為に、自治体は本格的な待機児童対策を打ち出せずにおり、その補完措置として仙台市では独自に、せんだい保育室事業を行っているのだと切り返されました。

明日は、我が会派の残り2人が健康福祉費の最終を「生活保護費」で質問します。市長は、知事とともに今度の復興交付金事業への国からの内示について要望行動を行うために、明日は欠席になります。