eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

PASの交流耐圧試験実施

2022年02月22日 | eつれづれ

高圧気中負荷開閉器(VT内蔵PAS)の10,350V.10分間印加の交流耐圧試験実施。

大垣電機(株)の新型か?方向性SOG制御装置。

方向性SOG制御装置試験。

急きょ、配達なったもので夜間、室内で実施する。

4mAの漏れはIgr(対地抵抗分電流)は0mAとなり、PASの静電容量は1,250pFで、殆どVTとZPDだろう。


過電流継電器でも確認する

2022年02月21日 | eつれづれ

差動回路C1-C2間に差動継電器の代替として過電流継電器を入れる。
試験は定限時、超反限時200.400.700%の0.5秒時限を採取する。

差動回路に試験器より2.5A流す。

継電器表示、デジタルテスター表示も問題無しを確認。
これき単なる過電流継電器試験と同じ事。

先に進んで逆電力継電器(RPR)の%設定と比率差動継電器RDf(87)の%設定動作は異なる。
今回、比率差動継電器RDf(87)の動作検証に使用したが、まず逆電力継電器(RPR)%の数点設定の最小動作mAを採取し、比率差動継電器RDf(87)の%の最小mAの差が%毎にどの程度、増加しているのかを確認する。
そして比率差動継電器RDf(87)%動作に見合ったmA値を比率動作判定エクセルに入れる。
計算上は比率計算で簡単に%に対する動作.不動作判定は先のエクセルで出るか実継電器動作の比率も追加して、合わせる作業になる。
考察も80%程度クリアとなったか...実際に、やってみないと判らない現実。


相殺電流は0Aと考えて良い

2022年02月21日 | eつれづれ

試験器1より差動回路に2Aを流す。

試験器2より同じく2Aを流す。

差動回路に流れた電流は0.1A、試験器誤差他を含めると0Aで完全、相殺と考えて良いだろう。
尚、変流器(CT)は三相200V、検定付の積算電力量計に付属した新品を使用し本体は不要なのでゴミ処分とした。ヤフオフで500円、送料800円かかった。

実際の稼働している受電機器では教科書通りには逝かない、もろもろの波形が混載している。
そんなこと言い始めたら停電して、定期点検で各種の継電器試験も波形も他の条件も最高。
頭禿げるのがオチ、学校、研究所でも無し深く考えても性がない。


高圧6kV.515kW発電機

2022年02月20日 | eつれづれ

2002年に稼働した時に高圧ケーブル、発電機の交流耐圧試験を実施した時の図面があった。
発電機出力6kV.515kWが2台あるが出力も小さいので比率差動継電器RDf(87)は無い様だ。
発電機トラブル時は過電流継電器で検知遮断するから問題無し。
メカワットクラス以上から採用となるのかは不明だが...容量大きくなるとコイル短絡時も電流比率が極端に出てこない?。過電流継電器では検知保護出来ないか。


RDFは変流器(CT)差動回路に

2022年02月19日 | eつれづれ

赤枠内に変圧器用の比率差動継電器RDf(87)が入っている。
特高66kV.2バンク、変圧器容量24,000kVA×2台。
1次変流器(CT)250/1A、2次変流器(CT)3,000/1Aが入っている。
他の継電器類もデジタル集合形なので特高1次側はメーカー任せの設定、試験だろう。





針金電気ヤなど、まだペイペイだったころの継電器類は円板形だった。
画像は66kV、配電用変電所内部の自立形操作盤、継電器。
比率差動継電器RDf(87)他も全てデジタルとなり多機能、コンパクト、遠隔通信、変電所も無人となった。
今、比率差動継電器RDf(87)の検証をやっているが基本的なコア部分は昔からの技術がデジタルに置き換わっただけ...。
外部委託の電気保安管理技術者など、殆ど金にもならない事だがRDf(87)のサワリ程度の知識を実際に電流を流して確認するのが一番の様だ。