eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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漏電ブレーカ感度と漏れ抵抗

2020年10月09日 | eつれづれ

漏電ブレーカ30mA感度の時、検出可能抵抗は4.12kΩ。

漏電ブレーカ100mA感度の時は1.16kΩ。

漏電ブレーカ500mA感度の時は0.14kΩ。

D.C種接地抵抗値は同じで漏電ブレーカ感度だけ変えてみた場合、500mA感度の場合絶縁抵抗も0.14kΩ(140Ω)まで低下しないと検出出来ない。
漏電ブレーカ30mAの高感度にした場合、4.12kΩ(4120Ω)の抵抗値で検出可能との意味である。

漏電ブレーカ500mA感度、C種=5Ω.D種=20Ωに変えた場合、漏れ抵抗は0.2kΩ(200Ω)となり、接地抵抗値が低いと漏電ブレーカ感度が500mAと鈍くとも、その分漏洩電流は多く流れる。
C.D種の接地抵抗は直列に入っているので接地抵抗は低い方が漏洩電流は流れやすくなる。
C種(特3種)の既定値は10 Ω以下なので通常、これ以下をキープしている。