eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

今日はメーデー

2018年05月01日 | eつれづれ






看護師、介護士、ヘルパー、医者、保育士他、足りない現実。
大きな病院の看護師は福利厚生も良く、子育て休暇もとれるが小さな医院、病院はギリギリのスタッフで運営、しかも夜勤も無いので安い。
介護士は夜勤もあるが、給料安く体力続かない、程なく退職し介護職場には再就職せず。
介護施設建設したものの求人に苦労する、そして直ぐ辞めるの繰り返し。
保育園も仕事とはいえ保育園児の毎日の扱いは子供好きだけでは、勤まらない現実の様だ。
無理と思われるがノーテンキな野党の現実離れした対案があるのか期待しようか...もっとも最強GWにドップリ浸かり頭の回転も思考も停止したままか。




以前の電気事故速報ファイル

2018年05月01日 | eつれづれ


昔の記事を電子ファイル化しているが平成11年9月に発生した感電死亡事故速報。
どうも、第2キュービクル(1,000kVA)分岐引き込み用高圧ケーブル端末接続部に身体がふれて感電した様だ。
選任の電気主任技術者、年齢70才、作業経験年数30年、受電電力2250kW.6,600V。
ヘルメット着用、暑いのは判るが半袖ワイシャツでキュービクルの中に入り背中より電流が入いり左手から抜けた。PASはあったが主真空遮断器DGRが動作とある。
常識的に高圧ケーブルシース以降は感電しないが、テーピングされた端子接続部は、もろに感電する...検電するとピーピーと音が出る。
エフコ.ビニルテープ部分の充電ヶ所は危険だ。受電中のキュービクル内には絶対入らない。


この時、人体抵抗2kΩ...残暑なので発汗等で、もっと低下している可能性大。
通過した電力は7.2kW、感電電流は約2Aと計算上ではなる。
幾らPAS.DGRが動作しても何せ地絡電流が流れて検知、そして大きな電圧、そもそも余程の運でなければ感電保護など無理...設備保護程度が限界。
何れにしても大きなエネルギーでひとたまりも無い...抜けた左手の裂傷は、かなりのものだろう。以前に同僚が感電死亡した時に見た時は指の骨が見える位、大きな破裂痕跡だった。