eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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アテにならないクランプリーカーか

2017年11月07日 | eつれづれ


三相動力変圧器B種接地線の漏洩電流測定だが異状にmA数値が高い。(動力変圧器500kVA.負荷電流は300A程度)漏電警報器、絶監装置メールも異状無し...別のクランプリーカーで測定したら11.1mAで問題なし。
141.3mA表示は誘導の影響なのか適当な指示の様だが、これって負荷電流多い時は全くアテにはならない??余り深く考えない←安物のクランプリーカーは影響あるのかはシランが!!。
月次点検で型通りのB種接地線に流れている漏洩電流計測も常に変化しているので気安め、それより24時間常時監視している絶監装置の方が信頼性がある。


仮にIo=合成電流141.3mA、Igr(対地抵抗分電流)を11.1mAとして計算すると静電容量は2.24μFとなるが直ぐ側にある変圧器、配線等の静電容量は2.24μFも有るワケ無し。
負荷電流多く変圧器等の誘導磁界がジャマしているのが正解の様だ。結論、クランプリーカー数値が多くとも絶監装置等の漏電メール(50mA整定)を信用する事。漏電警報器の感度を下げて確認しても良い。