eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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28年前の高圧ケーブル直流耐圧試験成績表と現在

2013年11月11日 | eつれづれ



28年前の直流耐圧試験成績表があった...前任の電気管理技術者から引継ぎ埋もれていたもの。二次側の漏れ電流は20μAとある。架空線の静電容量は、殆ど無視出来る位少ないので大部分は埋設高圧ケーブル22sq*1500mの漏れだろう。当時の試験状況など試験機器で推察出来る資料だ。

上の試験データを元にtanδ値をエクセルで計算したもので単なる10分印加OK程度の試験データのレベルでは高々しれたもの...真のIgr(対地抵抗分電流)漏れ0.02mAとしてtanδ値0.0007は完璧な高圧ケーブルの絶縁だ。グラフでもIgr(対地抵抗分電流)は0である。交流にした場合、Ic=2,731mA=2.7Aの二次側充電電流で複数台のリアクトルが並列に必要となるだろう。

直流耐圧試験器の例で他に試験写真帳、印加電圧、漏れ電流グラフを添付すればベスト。