eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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仮設配電盤トラブル続報

2013年03月21日 | eつれづれ
高圧6kV配電盤内バー母線より変流器(CT)が直づけ...400:5Aの銘板が見える。マァどこでも母線はむき出しだがゴムの絶縁カバーで覆うしかないか。

事故の原因などキリが無く有るが可能な限り潰して保安管理するのが常識だが...放射能との戦い、劣悪な環境、塩害、手が回らない現実、下請け丸投げの実体なの。

配電盤仕様:車上に載せた金属製(幅5.7m、高さ2.3m、奥行き1.8m)。
重要設備の制御は脆弱(ぜいじゃく)な仮設配電盤が担っていた。仮設から本来の電源システムに切り替える矢先の停電だったが、事故直後の急場しのぎの設備は汚染水処理の配管やタンクにもまだ残る。事故から2年が経過しても、“薄氷の安定”であることが露呈した。
東電によると、トラブルが起きたとみられる3、4号機プールと共用プールの冷却装置がつながる仮設配電盤は事故直後から使用。覆いはあるもののトラックの荷台に積まれたままの状態だった。
仮設配電盤は臨時の設備で、万が一の際のバックアップ設備はなかった。プールの冷却は温度上昇が緩やかで、対策に時間的余裕があることも理由のようだ。
4号機プールには、1533体と多くの燃料が貯蔵されている。プールが冷却されず水が蒸発すると広範囲に被害が及ぶため、燃料取り出しは安定化への最重要課題となっていた。だが、その冷却の心臓部は仮設のままだった。

事故は何時でも、どこでも保安管理していても起きるのが常識、要するに素早い事後処理対応が決め手となる。


サンテックの破産

2013年03月21日 | eつれづれ
中国太陽電池最大手が破産=サンテック、市況悪化で
【上海時事】新華社電によると中国江蘇省無錫市の中級人民法院(地裁)は20日、太陽電池中国最大手の尚徳太陽能電力(サンテックパワー)の破産手続きを開始することを決定した。過剰供給に伴う市況の悪化や中国製太陽電池パネルに対する米国の反ダンピング(不当廉売)関税導入などを受け、同社の経営は急速に悪化していた。
同社のキング最高経営責任者(CEO)は声明で、「再建計画は評価作業中だが顧客には引き続き高品質の製品を供給する」と強調。今後は地元当局主導による再建が図られる見通し。


過剰生産、性能は判らないが、パネル生産で...日本に雇用など生まれません。そのうち電力安定すれば壮大なゴミと化すだろう。