07月19日 京都NHKNEWSWEB
京都府内で被害が続く特殊詐欺で、詐欺のきっかけになる電話の多くが、番号の前に「+(ぷらす)」が表示される国際電話の形式になっていることが、京都府警の分析でわかりました。
警察は、電話で「+」が表示されたら詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。
京都府内で被害が続く特殊詐欺で、詐欺のきっかけになる電話の多くが、番号の前に「+(ぷらす)」が表示される国際電話の形式になっていることが、京都府警の分析でわかりました。
警察は、電話で「+」が表示されたら詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。
京都府警では、去年(令和5年)1月からことし5月までに把握した特殊詐欺の電話や予兆電話のうち、番号を確認できた1456件を分析しました。
その結果、去年夏頃から、国際番号の形式である「+」がいちばん最初に表示される番号が急増していて、9月にはそれ以外の番号を上回り、10月以降は6割から8割近くを占めていたということです。
警察は、背景には、詐欺で使われることが多かった「050」から始まるIP電話の本人確認が厳格化されるなか、国際電話の番号を装えるアプリが悪用されている可能性があるとみています。
警察は、電話で「+」が表示されたら詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。
また、固定電話では、海外からの着信を休止できる無償サービスもあり、状況に応じて利用を呼びかけています。