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釜山お墓参りをパクったブロガーに画像一覧をいたずらされ見られない記事がありますが発見次第修正していますのであしからず。

子どものおねしょ調査、母親の4割「保険適用 知らなかった」という現実

2019年05月23日 | 医師・医療・健康

5/23(木) 17:34 アーバン ライフ メトロ

 


「おねしょを叱った」約8割の母親が後悔

 スイスの製薬企業フェリング・ファーマシューティカルズの日本法人であるフェリング・ファーマ(港区虎ノ門)がおねしょをする4歳から15歳までの子どもを持つ母親507人を対象に行ったインターネット調査で、母親がおねしょに悩み、子どもの心身の成長を心配している結果が明らかになりました。

本調査は、5月28日の「世界夜尿症デー」に向けて実施されたものです。日本泌尿器科学会のホームページによると、夜尿症は「5歳を過ぎて1か月に1回以上の頻度で夜間睡眠中の尿失禁を認めるものが3か月以上つづくもの」と定義されています。

 調査によると、1か月以内におねしょで朝から子どもを叱ったことがある母親は507人のうち426人でした。その中で、おねしょを理由に叱ったことを「後悔した」「やや後悔した」と回答した母親は77.2%に上りました。

 また、子どものおねしょに関する不安を調査したところ、「学校や幼稚園でのお泊り行事やイベント」(71.6%)がもっとも多く、次いで「子どもの成長(身体的)」(47.5%)と「子どもの精神状態」(42.6%)などが続きました。

 フェリング・ファーマはこれらの結果を受けて、「子どもの心身の成長を心配されていることが分かりました。これから林間学校など宿泊行事が増える季節になりますので、不安を抱いている方は多いと考えられます」とコメントしています。

おねしょ「子どものの性格や両親の育て方とは関係ない」

 このような状況下でありながら、夜尿症が小児科で相談・治療できることを知っている母親の割合は58.4%のみという結果に。また、その治療が保険診療の対象になることを知っている割合も39.1%と半数を大きく割っています。

 フェリング・ファーマは「おねしょはお子さんの性格やご両親の育て方とは関係がなく、誰のせいでもありません。子どもがおねしょをするのは本人の意志の問題だとお子さんを責めたり、逆に自分の育て方のせいだと思い込んでご自分を責めたりしないでください。おねしょをしたい子どもはいません。おねしょをしてしまった子どもを怒ったり、兄弟姉妹と比べたりしないでください。そしておねしょがなかった日は、しっかりとほめてあげてください」としています。

 また、順天堂大学医学部附属練馬病院(練馬区高野台)の小児科長で、日本夜尿症学会理事長の大友義之さんは

「おねしょへの対応は『起こさず、焦らず、怒らず、ほめる、比べない』が原則です。感情的に叱ったりすると、かえって症状を悪化させる可能性があります。学齢期はお子さんの心と体が育つ大切な時期でもあります。夜尿症の可能性が疑われるようでしたら、治療は保険診療の対象となりますので、気軽にお近くの小児科に相談してほしいと思います」

と、母親たちにエールを送っています。

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「今、筋肉が熱い!? あなたの知らない筋肉の世界」令和元年5月29日

2019年05月11日 | 東京都健康長寿医療センター DR
「今、筋肉が熱い!? あなたの知らない筋肉の世界」
東京都健康長寿医療センター主催



 
東京都健康長寿医療センターが取り組んでいる最新の治療法や病気の予防法、研究成果を分かりやすく、楽しく知っていただける都民を対象とした講演会を開催します。

今回は、「今、筋肉が熱い!? あなたの知らない筋肉の世界」と題して、筋肉の仕組みや筋肉に起こる病気、運動が認知症予防にも効果的であることを明らかにした研究成果、健康長寿のための筋活について分かりやすく解説します。

1 開催日時・場所

開催日:令和元年5月29日(水曜日) 
時間:13時15分から16時00分まで(開場12時45分)
会場;練馬文化センター 大ホール(こぶしホール)
西武池袋線・西武有楽町線 練馬駅 中央北口 徒歩1分
都営地下鉄大江戸線 練馬駅 北口徒歩1分 

東京都練馬区練馬1-17-37

2 講演内容と講演者

講演1 「知っておきたい筋肉のこと:基礎から疾患まで」 13時30分~14時00分

  東京都健康長寿医療センター研究所 
老化機構研究チーム研究副部長 
萬谷博



講演2 「運動不足解消で認知症予防 日々の生活で気を付けたいこと」 14時00分~14時30分

  東京都健康長寿医療センター研究所 
社会参加と地域保健研究チーム研究員 
桜井良太




講演3 「筋活で延ばす健康寿命 今からでも遅くない筋肉づくり」14時45分~15時15分

  順天堂大学大学院
スポーツ健康科学研究科教授 
町田修一



  (司会)東京都健康長寿医療センター研究所 
老化制御研究チーム研究部長 
石神昭人



3 参加方法

事前申し込みは不要、当日先着順(定員1,400名)、入場無料
※手話通訳あります

4 主催

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター

(問い合わせ先)
東京都健康長寿医療センター経営企画局総務課
電話 03-3964-1141

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老化防止と関係の深いビタミンC 不足すると無気力やうつ状態にこまめな摂取を 雇用延長時代を生きる健康術

2019年05月09日 | 東京都健康長寿医療センター DR
 
5/8(水) 16:56夕刊フジ

東京都健康長寿医療センター石神昭人DR



【雇用延長時代を生きる健康術】

 老化は誰にでも訪れるが、いくつになっても健康で働きたい。そのアシストに、ビタミンCが重要な役割を果たすことが近年、分かってきた。

「私たちの研究では、ビタミンCが不足したマウスは、ビタミンCが十分なマウスと比べて寿命が4分の1に短くなることを明らかにしました。健康的な寿命をまっとうするために、ビタミンCは欠かせません」

 こう話すのは、東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム分子老化制御研究部長の石神昭人氏。2000年、老化指標といわれる酵素の「SMP30」がビタミンCの合成に関わることを発見するなど、長年、老化とビタミンCの研究を牽引している。

寿命が4分の1に縮んだマウスは、臓器全体が萎縮して老衰のような状態で息絶えた。しかも、普通に過ごしている状態でも脚を骨折するなど、骨ももろくなっていた。

 このマウスのビタミンCの1日摂取量を人間に換算すると、2・5ミリグラム。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」ではビタミンCの推定平均必要量は1日85ミリグラム(推奨量は100ミリグラム)なので、はるかに少ない。前回紹介したように、石神氏の研究では高齢で血中のビタミンC濃度が低いと、筋力や身体能力が低下していることも分かっている。

 「人間はビタミンCを体内で合成することができません。意識して食事でとらなければ、老化の促進はもとより病気につながります」

 ビタミンC不足の代表的な病気は「壊血病」。中世の大航海時代の船乗りたちが、偏った食事で口や鼻から出血などして死に至ったことで知られる。その後、風邪やがんなどの病気との関係も解明されてきた。ビタミンCには、体内で細胞や遺伝子を傷つける活性酸素を抑制する抗酸化作用が強いため、がんなどの病気予防としても注目を集めている。

 「ビタミンCは、腎臓の上に位置する副腎に最も多く存在し、ビタミンC不足になるとアドレナリンの合成ができなくなり、無気力やうつ状態を引き起こします。また、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんでは、血中ビタミンC濃度が低いと報告されています。私たちのマウスの研究では、ビタミンCが肺砲を修復する働きがあることが分かりました」

 石神氏が勧めるビタミンCの1日摂取量は1000ミリグラム。こまめにとるとよいそうだが、他のビタミン類はどうか。ビタミンAやビタミンB群など、不足すれば病気に関わるものは多い。

 「人間に必要なビタミンは13種類あり、体内で起こるさまざまな化学反応を助け、生命活動を維持するために不可欠です。体内でほとんど作れず、作れたとしてもごく微量ゆえ、意識してとることが重要です」

 老化と深い関係があるのは、ビタミンC以外にビタミンDやE。ビタミンDやEが不足すると、骨粗しょう症などを生じやすくなる。ビタミン摂取を意識して、病気や老化を退けよう。

 ■老化と関係の深いビタミン

 □ビタミンC…1日の必要所要量は成人男女とも100ミリグラム。多く含む食材は、イチゴ、ミカン、レモン、ブロッコリー、トマト、ピーマンなど

 □ビタミンD…1日の必要所要量は、成人男女とも5.5μg(マイクログラム)。多く含む食材は、しらすやイワシなどの魚類、しいたけやマイタケなどのキノコ類

 □ビタミンE…1日の必要所要量は成人男性6.5ミリグラム、成人女性は6ミリグラム。多く含む食材はアーモンド、カボチャ、ホウレンソウなど

 ※「日本人の食品摂取基準2015年版」から抜粋

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