西武鉄道は、2026年3月に運賃改定を実施すると発表しました。普通運賃は11.9%、定期運賃は10.0%が引き上げられます。
通学定期券は据え置き、また小児運賃は一律50円。
◆初乗り運賃はIC169円に
西武鉄道の初乗り運賃は、現行の160円(交通ICカード157円)から170円(同169円)へ引き上げられます。
■運賃改定の例
西武新宿~高田馬場:160円→170円(+10円)
池袋~練馬:190円→210円(+20円)
池袋~所沢:360円→410円(+50円)
池袋~小手指:390円→450円(+60円)
西武新宿~本川越:520円→600円(+80円)
※いずれも大人運賃(IC利用除く)。
◆通勤定期は10%増、通学定期は据え置き
定期運賃(通勤定期)は10.0%値上げされますが、物価高などによる家計の負担を配慮し通学定期は据え置きとされます。
■定期運賃改定の例(大人1カ月)
西武新宿~高田馬場:6140円→6540円(+400円)
池袋~練馬:7330円→7920円(+590円)
池袋~所沢:1万3580円→1万4980円(+1400円)
池袋~小手指:1万4760円→1万6420円(+1660円)
西武新宿~本川越:1万9020円→2万1270円(+2250円)
※いずれも大人運賃(IC利用除く)。現行運賃は鉄道駅バリアフリー料金を含む。西武鉄道発表資料より試算
◆小児運賃は全区間一律50円に統一
運賃の値上げは家計への負担も大きい一方で、子育て世帯には嬉しいニュースも。
西武鉄道は、運賃改定と同日(2026年3月予定)にICカード利用時の小児運賃を、全区間一律50円に統一することも発表しました。これまで距離に応じて変動していた小児運賃が均一化される
あわせて、小児の通学定期(1カ月)は500円、通学以外の目的で利用できる通勤定期(1カ月)は1000円に設定されます。さらに、PASMO限定で西武線全線が乗り放題となる「小児用PASMO(新たに発売)」(1カ月1000円)も導入予定です。子育て世帯にとっては、通学や習い事、休日のレジャーなど、日常の幅広いシーンで家計の助けになりそうです。
(開催)
2025年7月6日(日) 10:00~16:00 先着800名
2025年7月7日(月) 15:00~21:00 先着500名
2025年7月8日(火) 10:00~15:00 先着400名
入場料は大人500円、小児250円。乳幼児は大人1名に付き2名まで無料
「西武・鉄道博覧会2025 ~猛暑に備えて 鉄分補給! ~」が始まりました。会場は所沢駅東口の「くすのきホール」。ロータリーの向こう側で徒歩1分です。今年のテーマは「川越鉄道開業130周年」と「武蔵野鉄道開業110周年記念」です。ふだんは外部に展示していない列車ダイヤ、創業期の電車の図面、いまはなき駅の平面図など、貴重な資料や写真など約200点をじっくり閲覧できます。
お子さま向けにも12種類の電車の先頭部分モックアップやプラレール展示、ぬりえ教室、カプセルトイ販売などのメニューがあります。大人から子どもまで、鉄道史研究家から鉄道おもちゃファンまで楽しめるイベントです。
電車の顔がズラリと並ぶ
会場に入ると、まずは正面にズラリと電車のモックアップが並びます。昨年の10台に加えて、今年は貨物列車で活躍したE851形電気機関車、西武鉄道では珍しい「平面顔」の401系電車が加わって12台になりました。そして、去年は2000系として展示したモックアップについて、手すりや屋根上のランボードを加えて9000系にしたそうです。351系電車には「祝・開通 拝島線」のヘッドマークがありました。
電車のモックアップと言えば、新車のデザインを検討するために作られることが多いようです。しかし、ここに並ぶモックアップは駅で記念撮影を楽しんでもらうために作られたそうです。観光地でよく見かける「顔出しパネル」じゃつまらない、という職員のアイデアでした。その評判が良くて次々に作ったとのこと。
2025年6月29日(日)、かねてから高架化工事の進められてきた西武新宿線・国分寺線・西武園線の集う東村山駅の工事が進展し、この日から西武新宿線の下り線が高架線に移転しました。工事中である新しい改札内コンコースの一部も使用開始され、新しい東村山駅の姿が少しずつ実現してきました。これにより駅の周辺にあった渋滞名所の各踏切の遮断時間が減少、さらに工事が完成すれば渋滞の原因が解消し、地域の人たちの暮らしも便利になること請け合いです。
この動画では、下り線高架化が実現した 2025年6月29日(日)早朝の東村山駅に入場し、新しくなった東村山駅構内の様子と、下り線高架化後の営業初電車となった 上石神井始発各停本川越行き5601電車が、新しくなった東村山駅の高架線新4番ホームを発着する様子を写したものです。