ギター弾きには必携の『カポタスト』という道具がある。ギターのネックを区切っているフレットを挟み込んで演奏する曲のKEY(キー・音階の高さ)を調節する道具だ。
最近のカラオケ機械に付いているキーコントロール機能と同じで![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/plus.gif)
1ずつが半音分=ギターの1フレット分になっているのでギターの本体方向へ装着するたびに#1分上がっていく。
このカポタスト、昔はゴムで止めるものが多かったが今はいろいろなタイプが出ている。あまり大きな物ではないのでよくライブ会場に忘れたり失くしたりすることがある
・・・オレなんか何個買ったかわからない
!中には森○蔵(特に名を秘す
)のようにどうせ買っても失くすからといってその都度オレに借りるヤツもいる(買えっつーの
)。
この度、カポタストを新調したことを期にふと思い立って今手元に残っている(失くした方が断然多いが)いろんなカポのタイプを紹介しようと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/3e/b21ed47987f289d4e152f5c6a6084472.jpg)
カポタストはヒジョーに大切なツールなのです!
ギターモデルはヤマキYW40
Type1
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つい先週購入した新カポ。今回は失くしたわけではなかったが今のカポのホールド性(押さえる力)に物足りなさを感じて手に入れた。周りのミュージシャンで使っている人が多く、「いいよ、これ」とみんなが言うので・・・。これは3360円だったかな、5980円の別のものも興味あったがもしハズしたら怖いのでこちらにした。まだあまり使ってないが着脱が簡単でホールド性も良いようだ。
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装着時:ネジ式とテコの原理を併用してホールド力UP
。
Type2
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つい先日まで使っていたカポ。バネを使った「洗濯バサミ型」で着脱が容易でカポを使わない時はネックヘッドに挟んだりできるがローフレットでのホールド力が弱く弦の本来の響きを消しているように感じる。これの前に長く使っていたものも「洗濯バサミ型」であった(失くした)がやはり同じような難点があった。
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装着時:見た目はシルバーの輝きが美しいのだが・・・。
Type3
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セカンドギターで主に使用している。アルミ製?小さくて軽くて、しかも安価でホールド性もなかなかのものである。いわゆる「ネジ式」で締め上げる単純な仕組みだがネジを回す回数が多く着脱に時間がかかるのでライブなどで付け替えが頻繁だと面倒になってくるのが難点。
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装着時:ネジが表の弦側にあるのも回しづらい。
Type4
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ネックを挟んで手前のレバーを押し込むとホールドされる画期的なモデル。着脱性もよく、ホールド性もよく、真鍮?風のオールドな風合いも好きで気に入っていたがしばらく使っていたら弦を押さえる部分のゴムが外れてどっかいってしまった。うーん、残念!
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装着時(ゴム無し):シンプルで着けた姿もカッコよかったんだがね~
Type5
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20年以上前に買った大手楽器メーカー製、3000円くらいしたと思う。ネックを挟んでゴムを金具で固定しさらに後ろ側からネジで締め上げるタイプ。着脱は面倒だがホールドに徹した本格派で真鍮の大柄ボディのU字型の表面に紋様が刻まれていて豪華!しかし当時はどのくらいネジを締めればよいのかわからずギュウギュウ締めたらネジ部の充て皮を突き破ってネック裏側に穴を開けてしまった、ガーン!ショック!・・・使い方がダメだったんだね。
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装着時:今もバリバリ販売されているこれぞ王道カポだ。
Type6
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その昔カポタストと言えばこのゴムカポだった。昔の古いライブ映像などを見るとプロでもほとんどこのタイプを使用していた。弦を押さえる部分のゴムが1本のシングルと2本(画像のもの)のダブルとがあって色もこの銀のほか赤・青・緑・黄などがあったが模様はみんなこんなストライプ柄だった。これは最近買った復刻版だがゴムの進化か昔のビヨーンという延びた感じではなくかなり硬い丈夫なゴムになっているので着脱に力が要るということであまり使わなくなってしまった。
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装着時:初心に帰るつもりで購入したのだが・・・。
この他、タイヤメーカー製のベルトを引っ掛けて締めるタイプのものを使ってみたり、カポがなくどーしようもない時に割り箸と輪ゴムで即席に作ってみたり、とカポタストにまつわる話でけっこうネタになるね!まだまだいろんなタイプのカポがあるので試してみたらまたリポートしよう!・・・と言ってもなるべく失くさないように気をつけよっと。