
面白かったです。当時のフェラーリって絶対王者だったんですね。
少数精鋭の絶対王者にコケにされた大企業の社長が個人的に復讐したいのと、レース結果が販売に繋がると主張した社員が始めた挑戦劇です。
そこに人間模様が絡んだ流れで、本当の敵は身内に居たみたいな。
それもいいんですがもっとレーシングマシーンの細部の改良シーンとかがあったら良かったかな。
過去エンジン開発現場に居た経験上ですが性能向上は簡単じゃないんです。組んでは壊れ組んでは壊れて馬力と耐久性を確保して行くはずですから。
優勝したマシンのエンジンを調べたら7LのV8でストロークは96mmだそうです。レースでは7000まで回してたのでピストンスピードを計算すると22m/s以上です。一瞬ですが8000まで引っ張るシーンもあったのでそん時は26m/s以上になります。すっげ~~、あの時代にそんなエンジン作ってたんですね~。
ちなみに現代は? って調べたら「ピストンスピード表」みたいなのがありました(笑)
上位は海外のスーパーカーばかりで25以上です。ひえ~市販車ですよ市販車。国産ではホンダが上位独占でCR-Vとかオデッセイも混ざってました。
トヨタのLF-Aも頑張った数値ですが価格からしたら海外勢に並んで欲しかったかな。まぁ高回転が回ればいいってもんじゃありませんがね。
レーシングマシーンがどんな物か知らない社長をギャフンと言わせたシーンは爽快感がありましたよ。下町ロケットみたいな感じの。
今日の良かった。
いや~映画ってホントいいもんですね~。