サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

アルトひまわり会と今日のサキさん

2015年06月28日 21時26分51秒 | 若年認知症のつどい
 今日は、第4日曜日。アルトひまわり会の日だ
サキさんが通っていたデイサービスの『アルト介護センター、長良脳活性化センター』が、場所を提供してくださり、デイの利用者を中心に作られた会です。もちろん、アルトさんを利用していない人も参加できます。若年性の人が多いですが、親御さんの介護をされている方もみえます。

 10時30分頃に、病院を出てアルトさんに向かいました。6月に入院してから、初の外出です。雨が心配でしたが、カラッと晴れてくれてほっとしました。しかし、サキさんは天気とは逆に、曇った表情のままです。結局、今日は一日中、サキさんの笑顔を見ることはありませんでした
 近況報告の中で、「正常圧水頭症」の話をすると、同じ若年性認知症の奥さんを介護している“Gさん”から「うちも、この前の診察で、急激に歩けなくなったのはおかしいので、MRIを取り検査したら、「正常圧水頭症」と診断された」という発言があった。サキさんだけでなく、“Gさん”も。サキさんの場合は、まだ疑いだが、“Gさん”は、診断済で、たぶん手術することになるだろうといわれていた。“Gさん”も今は車いすだが、手術で歩行障害と、排尿などは、だいぶ改善するだろうということだ。認知機能の回復はやはり難しいらしいが。

 症状の重くなってきた認知症患者も、定期的な検査(CT、MRI)が必要だとつくづく思った。重度になってから表れる様々な症状、変化は、すべて認知症によるものだ、認知症が進んだから歩けなくなったんだ、と思い込んでいた。もっと、つよく主治医に相談し、症状を報告し、もっと早く検査を受けていたら・・と少し悔やまれる。(ただ、その時のサキさんの状態では検査を受けることができたかどうか。じーっとしていることは、難しい状態だったにで)
サキさんも、もし本当に水頭症だったら、手術、治療で多少は歩行機能が改善されるかもしれない。ぜひ、しっかりと検査をしてもらい、少しでも良くなることを願おう。ただ、あまり期待しすぎるとよくないので、ほどほどに望みを託そう。ほどほどに。

 今日は、親子丼です。口が大きく開かないので少し時間がかかりました。
リサちゃん、いつも素敵な笑顔をありがとう。

いつもお世話になっているアルトの“K部長”と、お姉ちゃん。いつも、いつも、ありがとうございます。

今日の結論
重度になっても定期的に検査を
すぐに認知症のせいだからとあきらめず、冷静に、いつもとの違いを主治医にきちんと報告する。なにか別のことが、体の中で始まっているかもしれない。普通の人なら おかしい と思える状況は、認知症の人にとってもおかしいことなのだから。


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1 コメント

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笑い (梅村健治)
2017-03-02 11:08:19
認知症予防に「笑い」がいいと言います。ワハハと無理に笑ってもOK 。本人にも、介護する人にもいいという事です。
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