サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

「ワッハッハ」は泣き声だった

2015年09月21日 21時06分46秒 | 今日のサキさん
ワッハッハ」は、大笑いした時の声だと、当然のように思っていた

朝から少しバタバタしていたので、サキさんの面会は午後4時ごろになった。プリンを持って面会室へ。やってきたサキさん。ずれ止めの緑の帯は汚れたままだ。私を見たサキさんの表情が次第に曇っていく。『泣き出すかな』と思っていたら、サキさんの口から
ワッハッハ」と大きな声。でも顔は曇ったままだ。私が話しかけるとまた「ワッハッハ」
また、得意の泣き笑いか? と、思ったが表情はどう見ても泣いている


「ワッハッハ」は、大笑いした時の声だ。と、信じて疑わなかった。しかし、今のサキさんにとって、「ワッハッハ」は、「うぇーーん、うぇーーん」と泣き叫んでいる声だったのだ
認知症の人の気持ちを大切に、本人の声に耳を傾ける、本人の立場になって考える。等々、いつも考えながらやってきたつもりだったけど。全然分かっていなかった。昨日の帰りがけの「ワッハッハ」も、完全に笑っていると思い込んでいた。当たり前と思い込んでいることにとらわれすぎて、目の前のサキさんを見ていなかったのだ


足にいっぱい傷が。かさぶたになっている。


最後はまた上向きになってしまった。

今日は、夕食の介助までしようと思っていたのだが。すぐに帰ってしまった。ホントにごめんネ。



飛梅の会(代表:越智須美子さん)
障害厚生年金の受給資格改正の署名
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目標10万人


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