サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

映画「ぼけますから・・・」見てきました

2019年02月02日 22時26分27秒 | 私の日記
今日は第Ⅰ土曜日なので、仕事の日なのですが「私用」で、休みをもらい、映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」を見に行ってきました。

岐阜県では、唯一、関市の「シネックスマーゴ」で、先週の金曜日から2月7日の金曜日まで上映されています。先週の土日は、家族の会の新年交流会と若年性認知症のつどいがあったので行けませんでした。明日、3日も用事があるので、見るのは今日しかなかったのです。土曜日なら他の平日よりは休みをもらいやすいので、こらえきれずに休みをもらってしまいました。

朝10時半に家を出て、11時に映画館に到着。すぐにチケットを購入。
「ぼけますから、よろしくお願いします。1枚。シニアで」
初めてのシニア料金。身分証の提出を求められるかと思いきや、あっさりと
「わかりました。限定上映で、900円になります」

やった、900円。でも、やっぱり身分証の提出を求めてほしかったな。



映画はドキュメントなので、老々介護の厳しさを改めて感じさせてもらいました。

だんだんとできない事が増え、周りの手助けなしでは生活できなくなり、自身の無力さにさいなまれる。今まで家族のために働いていたのに、自分の役目をこなせなくなっていく自分にいら立ちもつのる。
「迷惑、邪魔、死にたい」
サキさんと重なって、思わず目に熱いものがこみあげてくる。

でも、やっぱり笑顔が素敵だ。お父さんが耳が悪いのも、一種のクッション役を果たしているのかもしれない。何より、まだ歩ける。そして自分で食べることができる。会話もできる。(すぐ忘れちゃうけど)

このドキュメントを撮った信友監督に敬意を表すとともに、ご両親の姿を映像として残すことが出来たことを、単純にとても、うらやましく思いました。


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