サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

スタッフさんたちはサキさんに普通食の介助をしたことがない

2018年11月14日 21時52分16秒 | 今日のサキさん
今日もサキさんは、大きく首を右に傾けていました。首筋、首の付け根はカッチカチです。首をまっすぐにしようとすると、身体も一緒に動いてしまいます。


左右の方のラインも右に下がっています。おしりは左に傾いてくの字になってるようです。今日も食事介助はそこそこに、半分以上の時間をマッサージに使いました。今後も暇を見つけては続けてみます。

今日も食事は、半分くらい残してしまいました。なかなか口の開くタイミングが合わないので、はかどりません。やっと口に入ってもすぐに噛むのを止めてしまいます。
「普通食なんやで、ちゃんと噛まんとあかんよ」
そう声をかけると、思い出したかのように口を動かしますが、すぐにやめてしまいます。

帰り際、スタッフさんに「最近よく残す」ことを伝えました。すると
「口は、あまり開かないけど、うまい事すすってくれますよ」という答えだった。

そうだ、スタッフさんたちは、サキさんに普通食の介助をしたことが無いんだ。

だから、サキさんの左のほほに食べ物が残っていることも知らなかったんだ。(この前、初めて気づいたような感じだった)

スタッフさんたちにとっては、サキさんはゼリー食という意識しかないから、ぜひ普通食を食べさせたいとかいう思いはでてこないんだろう。入所してから丸3年、スタッフさんたちは毎日、サキさんにゼリー食での食事介助をしている。それしか知らない。普通食での介助は、私とお姉さんしかしてなかったんだ。



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