サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

スポーツ中継

2016年01月22日 23時38分55秒 | サキさんとの記憶
今テレビでサッカーのオリンピック予選を見ていた。ハーフタイムになった。0-0前半終了。後半に期待しましょう。

サキさんは、スポーツが嫌いというわけではないのだが・・・、あまりに私がテレビに集中して、サキさんの話を全く聞かなくなるので、テレビ中継されるスポーツはあまり好きではないようだ。

それでも私に付き合って仕方なく野球とか見ているので、知らず知らずのうちに選手の名前も覚えてしまう。地元の中日の選手はよく知っていた。岐阜出身の和田選手や立浪選手、一緒にナゴヤドームに観戦に行ったこともある。その時は機嫌がいい。一緒にいられるからかな。最後にナゴヤドームに行ったのは、2・3年前。少し段差が苦手になっていたころだ。球場には段差がいっぱい。しかも勾配はきつく通路も狭い。その上、すぐにトイレに行きたがる。隣のお客さんに頭を下げてやっとの思いで横切った。結局、最後までは観戦できなかった。4回を終わったところでドームを後にした。

車いす用の座席や、身障者用トイレも用意されているが、普通の客席はサキさんにはしんどかったようだ。

いろいろと私に合わせてくれていたサキさん。趣味も、料理も、何もかも私に合わせてくれていた。相当我慢していたのかな。そのはけ口として、和田選手のことを「ハゲツル ピッカン」と呼んでいたのかな。和田選手ごめんなさい。


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3 コメント

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見てました~! (おばば)
2016-01-23 10:28:59
遅くまでお疲れ様!

私も見てました。
ハラハラドキドキしながら・・・
延長の3点はホッとしました。

そんなにサッカー好きではありませんが、どんなスポーツもサキさんと一緒でつきあいます。

結婚前から中日球場に連れて行くと約束してくれましたが、何十年経って初めて行ったことも思い出しました。
なんか良く似ていますね。
その後、ドームにも連れて行ってくれました。
でもその2回だけです。

サキさんの気持ちがわかる気がします。
それでもうれしかったですよ。
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Unknown (さきさんの夫)
2016-01-23 17:24:57
おばばさんも、ご主人に合わせてこられましたか。我慢していて、辛かったり、苦しかったり、めんどくさかったり、そんなことはありませんでしたか?
サキさんもあまり表面だっては、そんな思いを感じさせませんでしたが、病気が進んでからは「私は相撲は嫌いなの、見ないって言ってるでしょ」と感情を爆発させていました。そっちが本心だったのでしょうか。
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それは違います! (おばば)
2016-01-23 21:13:55
どちらもお互いを大事だと思えば我慢ではありません。
できてしまうということではないでしょうか。
サキさんは病気が進んで、自分をコントロールすることができなかったのだと思います。

前に聞いたのですが、
助ければ何でもできている旦那様を連れて海外旅行に行かれた時、
飛行機の中は何ともなかったけど、ホテルに着いたら部屋や廊下を歩きまわって落ち着かなかったそうです。
その時、旦那様が「どうしようもない」と言われたそうです。
ご自分でもわかっているけど、どうすることもできなかったようです。

奥さまは抱いてしばらくベッドで横になられたそうで、それでやっと落ち着かれたそうです。

そんな感じではないでしょうか?

心配しなくても、夫婦なんてどこも一緒ではありません。
私達もおもしろい夫婦かもしれませんが、二人が良ければそれが自分たちの夫婦のあり方です。

サキさんにとってはいいだんな様ですよ!
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