サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

寝ずに待っててくれたサキさん

2018年09月14日 22時28分36秒 | サキさんとの記憶
仕事が、とても忙しくなってきた。

中々、定時で上がるのが難しい。

最近は、5時、6時で上がる事が多かったので、少し遅くなるだけで、身体がついていかない状態になる。だったら、帰宅後すぐに寝ればいいのに、それも出来ずダラダラと遅くまで起きてしまうから、余計に次の日がしんどくなる。

若いころは、もっと遅くまで仕事の時もあったし、何とか乗り越えて来られたけど、やっぱり年齢的なものもあるんだろうか。

いや、そればかりではないかも。

以前は、どんなに遅くなっても、サキさんが起きて待っていてくれた

「今日は何時に帰れるか分からないから、先に寝とってね。」と電話をしておいても、サキさんは寝ずに待っていてくれた。すぐにご飯も温めてくれた。サキさんは、いつも
お父さんが遅くまで働いとるのに、私だけ寝る訳にはいかんもん」と、いってくれていた。

ありがたかった。

今は、遅く家に帰っても、真っ暗だ。

ご飯の用意も、お風呂も、選択も、全部、自分でしなくてはいけない。

サキさんが、やっていてくれたことを一人で行う。
サキさんは、私が食事を済ませた後の片づけや洗濯まですべてを済ませてから、私よりも遅く寝るのがつねだった。それなのに、朝は私よりはるかに早くに起きて、朝食や子供たちの用意をしていた。

本当に、できた奥さんだった。

本当に、サキさん、ありがとうね。

元気なころに、もっといっぱい感謝の言葉を言わなければいかんかったね。



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