サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

施設の家族会

2021年04月11日 18時20分01秒 | 私の日記
昨日の土曜日、サキさんの特養さんの家族会が開かれました。コロナ禍と言う事で、各家族1名に参加を制限されての開催でした。

 家族会と言っても、家族間の話し合い・交流の場ではなく、施設側から家族側への一方的な説明会です。最後に参加家族に意見を求められたので、勇気を出して発言しました。
「面会が2週間に1回、15分に制限されて家族は寂しい思いをしている。しかもアクリル板越しの面会なので、一切触れあうことは出来ません。会話の成り立つ方はまだいいのですが、私の家内のようにしゃべれないところにとっては意思の疎通が十分に出来ません。何とか触れ合うことは出来ないでしょうか。使い捨ての手袋を使用するとか、マスクを二重にするとか、何とか直接触れ合える工夫をしてもらえないでしょうか」と訴えました。
 それに対する施設側の回答は、「今ここで結論は出せませんが、持ち帰って検討してみます」というものでした。

 施設側のコロナに対する危機感はよくわかります。施設内には絶対にコロナを持ち込ませないという決意は分かります。でも、そこに少しだけ家族の思いも汲んだ方法を検討してほしいと思いました。切実な家族の思いを少しだけでもかなえて欲しいと思いました。

 すべてダメで切り捨てるのではなく、可能な方法を検討していただきたい。
何故、家族が直接触れるのはダメなのか? ウィルスを持ち込む危険性があると言う事なら、どうすれば持ち込まずに触れ合うことが出来るようになるのか。少しだけでいいので、家族側に寄り添った形での検討をお願いしてきました。


家族会の行われた部屋の外の葉桜です。サキさんや他の利用者さんは、満開の桜を見られたかな?

 そして、今日はお墓参りで、岡崎に行ってきました。わざわざ密を避けようと思って、名鉄のミューチケット(360円の特別車座席券)を買ったのに、名古屋から乗ってきた方ふたりが、すぐ後ろの席に。車内はガラガラなのに、よりによって何ですぐ隣の席を売るのかな・・・名鉄は。しかもペチャクチャしゃべりっぱなし。イラっとしたので咳ばらいをしたら、少し静かになりました。(嫌なやつだと思われたかな)

 墓参りの後、みんなで昼食。その後、次兄夫婦と一緒に岡崎城へ。

青空のもと、とても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。