サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

新年最初の面会

2021年01月09日 15時53分51秒 | 今日のサキさん
今日、1月9日・土曜日、新年最初のサキさんの面会に行ってきました。

お姉さんと一緒にサキさんの特養さんに行く途中の坂道。しかも山の影、トンネルの手前。前方には渋滞が発生していました。「誰かが立ち往生したんだろうか?」とお姉さんと話していたのですが、いざ発進しようとすると、ジュルジュルジュルタイヤの空回りする音が。
アクセルを踏んでも踏んでも、空回りするばかり。

「お姉さん、車から降りて押してもらえますか」
お姉さんに押してもい何とか動くことが出来ました。(お姉さんが怪力だったわけではありません。念のため)

そのまま、坂道を行くと、また停車した時が怖いので、わき道にそれUターンをし、坂の無い道を選び遠回りをしてサキさんの特養さんにやっとこさ到着しました。

タイヤはちゃんとスタッドレスタイヤを履いていたのですが、凍った道には通用しません。昔のスパイクタイヤなら滑らなかったと思います。でも道路を削ってしまうので今ではスパイクは禁止です。凍った道は徐行。そして危ない道は鵜飼いをしましょう。雪が解けているとつい油断してしまいますけど、



息苦しそうなサキさん。呼吸以外は、ほとんど動きがありません。それでも、「最近、足が動かんね」とかお姉さんと話していると、少し足を動かしてくれます。「前は左手も良く売号とったもんね」また、呼応するように少しだけ左手を動かしてくれます。それに加えて表情の変化も。眉毛を大きく上にあげたり、眉間にシワを作ったり。小さな動きですが、しっかり動いてくれました。



衝立に、うっすらと私とお姉さんも映り込んでいます。

帰りに、2週間後の面会を予約してきました。今のとこと、これ以上の規制はなさそうですが、緊急事態宣言が全国に広がったり、岐阜県が独自で発令したりすると、この先どうなるか分かりません。

2週間後、どうか無事に面会できますように。