サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

不要不急の片付け

2021年01月26日 17時07分07秒 | 私の日記
毎日、毎日、黙々と部屋の片付けばかりしている。今までしなくても生活できていたわけだから、どうしても今すぐにやらなければならないという仕事ではない。それこそ不要不急の作業である。じゃあなぜ片づけをするのか?毎日、毎日、せっせと不用品を処分しているのか?それは、
罪悪感 かも知れない。それを振り払うために、働いているふりをしているだけなのだと思います。みんなは、今、一生懸命に働いているのに、それに引き換え・・・。そんな思いで、今日もせっせと作業をしています。

昨日も、岐阜市の粗大ごみ処理袋にいろいろ詰め、5袋分を処分場に持っていきました。自宅でも引き取ってもらえるのですが、料金が半分で済むので、自分で持っていってます。(時間はたっぷりあるので)
昨日は、VHSのカセットや昔のゲーム機とソフトが中心でした。



そして今日は、本の整理。そのゲームの攻略本を中心に処分しました。

ドラクエ、ファイナルファンタジーは、特にお世話になりました。が、スーファミやPSは、間違いなくもうしないので処分。(実は、もうずっと以前に処分してあるもんだと勝手に思っていました。)今あるゲーム機はPS2とPS4のみ。これらもあと数年で粗大ごみになってしまうのでしょうか?

それにしても、きりがない。
1階は、目につくところは片づけたが、台所の棚の中は手つかずのまま放置してあります。食器棚も、その上も。もう数年にわたって使用していない大きな鍋やホットプレート。独居となった今、これらはもう2度と使わないでしょう。でも、台所のものは、そのすべてにサキさんの息がかかっています。サキさんのものです。台所自体がサキさんの城です。だから、もうしばらく台所はこのままにしておきます。どうしても今やらなくてはいけない事ではないので。

ただ、賞味期限の切れたものは処分します。(片栗粉や小麦粉など)これは不要の作業じゃないので、サキさんも許してくれるでしょう。