サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

も~~

2019年10月02日 21時13分48秒 | 今日のサキさん
今日は私一人での食事介助です。


食事の前、背もたれを思いっきり倒し、目を閉じてリラックス?しているサキさん。

食事までの間、肩を揉んだり、足をさすったり、いろいろサキさんにちょっかいをかけました。サキさんは顔をしかめて反応してくれます。

喜んでいるのか、ただ嫌がっているだけなのか。

ただ、相変わらず目は閉じたままです。

やがて食事が運ばれてきました。
「サキさん、今日はサバだよ。いっぱい食べてね」
そう声掛けしてサキさんの口元にスプーンを運んでいきます・・・が、全く口を開けてくれません。

結局、今日は2・3口、食べただけです。

デザートのみかんもダメでした。お茶も飲んでくれません。

サバは完食したように見えますが、ご飯の上に載っているだけです。

「も~~~~、も~~~~」
お姉さん程、根気良くない私は、だんだんとイラついてきてしまいます。きっと、家での介助なら爆発していたかもしれません。ここではスタッフさんや他の利用者さんの目もあるので、大声を出すことはありませんでしたが・・・。

スタッフさんがお茶を飲ませてくれました。するとサキさん、私の時には全くだったのに、ごくごくのどを鳴らしながら飲むではありませんか。

「も~~、も~~」