サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

今日も食べてくれません

2019年10月30日 21時33分16秒 | 今日のサキさん
今日も仕事を5時で切り上げ、サキさんの食事介助に行ってきました。

お姉さんは、家族の会岐阜県支部のリフレッシュ旅行に行っているので、今日も私一人での介助です。

車椅子に深く座り目を閉じてじっとしているサキさん。私が近づいて声掛けをしてもほとんど反応がないので、強制的に反応を求めてマッサージ攻撃を始めました。顔をしかめたり、うめき声をあげたりと反応してくれるサキさん。肩は相当凝っています。凝り固まっている感じです。右に傾いた首も、まっすぐにはなりません。


これは、叫んでいる処ではなく、大きく口を動かして食べてくれているところです。こんな感じで、初めは割と調子よかったのですが・・・。

途中から、全く口を開けなくなりました。頑なに拒んでいるかのようです。


食事終了間近のサキさんのトレーです。オムライスも、ブロッコリーのサラダもほとんど残っています。ブロッコリーのサラダに入っていたトマトだけは、ちゃんと口を開けて取り込んでくれました。

最後は、あきらめてスタッフさんと交代しました。
「水分だけは飲んでもらいましょうね」と、スタッフさんがとろみをつけたジュースを持って来てサキさんに飲ませてくれました。ズルズルっと、音をたてて飲み込むサキさん。私の時とは全く違います。「何で私の時には」と、ちょっと腹も立ちますが、飲んでくれたんで、まあ、いいです。


今日も、結局、ほとんど残したサキさん。目も開けないし(一瞬だけ開きましたけど)、笑顔なんて、もちろん見れないし。もう何年、サキさんの笑顔を見てないんだろう。

よし、今度は絶対に「笑ってもらおう」 脇をコショぐってでも。