サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

今日も食は進まず

2019年05月18日 22時13分43秒 | 今日のサキさん
サキさんの夕食介助に行ってきました。

今日は、私一人での介助です。
車椅子の後ろから近づき、サキさんの顔をのぞきこむと、サキさんの右目は開いていましたが、右目が目やにでくっついて閉じていました。ず~~っと目を閉じたままにしていたからでしょう。おしぼりとティッシュでふき取りました。すると、しばらくして、左目もパッチリ開くようになりました。(食事が始まるとまた閉じてしまいましたが・・・)

今日も食はあまり進みません。
私はお姉さんのように根気よく待つことができないので、すぐにあきらめ別のものに変えてしまいます。
今日は、ほうれん草のお浸しは完食。
筑前煮は、里芋とシイタケを大きな口を開けて食べてくれました。
ご飯とメインの鮭の照り焼きは、ほとんど口に入りませんでした。(4・5口くらいかな)

手を変え品を変えやってみても、やっぱり、口を開けてくれない事には何ともなりません。本当に食べたくない時もあるでしょうからね。気長にのんびりやっていきます。


帰り際のサキさんです。
ちょっと寂しそうな、悲しそうな、そんな表情をうかべていました。
「また、来るでね」
そう言いながら、私の鼻を、サキさんの鼻先にこすりつけました。いつもの帰り際のあいさつです。

「サキさん、待っとってね」