サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

息子とサキさんのとこへ

2019年05月02日 17時44分47秒 | 今日のサキさん
今日は、息子が来てくれました。

今年の11月で30歳の大台に乗ってしまう息子。まだ彼女はいないみたいです。将来に備えて、「婚活」に力を入れるそうです。あせって変な子に引っ掛からないか不安です。
早く良い出会いがありますように。

娘は、日勤で普通に仕事なので、息子と二人で食事に行きました。
いつも行く、とんかつ屋さん。二人ともキャベツを大盛にして日頃の野菜不足を補います。息子は毎日、野菜ジュースを飲むように心がけていると言う事でした。(息子なりにいろいろ考えてはいるようです)

その後、二人でサキさんの特養さんへ行ってきました。


丁度、水分補給の時間だったので、トロミのついたオレンジジュースと、トロミのついた何かをもらいました。プリンでもなくゼリーでもなく、フルーチェのような感じ、でもはっきりとは分かりません。

息子に介助をしてもらいました。ぎこちない感じの息子です。それでも一生懸命にサキさんの口にスプーンを運んでいました。いつものように口を堅く閉ざすサキさんに悪戦苦闘しながらも、がんばって介助してくれました。(根は優しい子です。娘よりはるかに)


息子は正月以来でしたが、反応は薄くなっていると感じたようです。ついに最後まで目を開けてくれることも、今日はありませんでした。
大好きな息子が来てくれたんだから、目を開けて息子を見つめてくれればよかったんですが。
それでも、息子の呼びかけには、ぴくッと時折、反応していました。

サキさん、今度息子が来た時には、ちゃんと目を開けて見てあげてね。あなたの大好きで、とても心配で、そして大切な息子なんだから。