サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

あるスタッフさんとあるご家族さん

2018年06月01日 21時53分09秒 | 介護日記
とても上手に声掛けをされるスタッフさんがいます。
目線はいつも、利用者さんの目線に合わせ、声も早口にならない様にゆっくりと、そして、何より利用者さんの話を上手に聞き出している。利用者さんの話しに素直にうなずき同意してあげている。そのうえでこちら(スタッフさん側)のお願いを利用者さんにしている。一方的に用件だけを伝えるスタッフさんが多い中で、とてもさわやかな印象を受けます。

また、スタッフさんではないけれど、よく通われて食事介助をされているご家族さんがみえます。この方も、いつも優しい笑顔でお父様に接してみえます。そして、なじみになった他の利用者さんにも気さくに声をかけられ、とっさの時にはスタッフさんよりも早く動き回られます。週に2回は通ってみえるので、他の利用者さんとも顔なじみになってみえます。

お二人とも、共通しているのは、「押し付けない」こと。しっかりと利用者さんのお話を聞いてみえます。そして、ゆったりしている事。バタバタとせっかちに動き回ることはありません。

利用者さんも安心できるんだと思います。

スタッフさん、介護家族という仕切りはありますが、私も出来る範囲で、この方の様に他の利用者さん達ともかかわっていきたいと思っています。